執着したくないから、こだわるんだ。

木更津ベースの話は色々あるのだが、今回は「ライフスタイル」に注目したい。それも、この家を取り巻く話、というより、自分自身の生き様つまり「DavyStyle」の根本的な部分である。

社会人になって「丸くなった」「大人になった」と言われるようになった。もちろん、サラリーマンとして、いやそもそも20代後半の人間として生きる上で「あの頃」とはスタイルを変えざるを得なくなった部分は確かにあるのだが、根本的な生き方はあの時のままだ。

 

投稿日: 2012年1月2日 投稿者: Davy Fujinami
UNDERGROUND FOREVER 3ヶ条
http://davystyle.com/archives/1275

 

近頃、「働き方改革」というフレーズがもてはやされている。残業時間削減、プレミアムフライデー、有給休暇の消化率向上・・・。会社の制度にばかり目が向けられ、その本質は「働かせ改革」なるものではないかとも一部では言われているが。我々雇われの身が、会社(人事部?)の制度改革ばかりに期待して、受け身になっている感じもある。

「だって、納期間に合わないじゃん」
「周り誰も帰る人いないし」
「自分だけ働き方改革やったら出世に影響あるだろうし」

皆様の言わんとしてることがわからないわけではない。俺自身も時々ふと上記のような呪縛に囚われてしまうこともある。
だけどそんな時、あの日心に刻んだあの言葉を思い出す。「UNDERGROUND FOREVER」。日本語で言い換えると「一生地を這ってる覚悟だ!」かな?あまりしっくりこないんだけど(笑)
誰かとの比較、あるいは会社とか社会の階級のようなもので自分をランク付けして、上を目指そうというのは俺の人生にはふさわしくないって決めたわけ。上を目指すより、前に進みたい。俺は、俺が本当に送りたいと思っている人生を送るために、やるべきことを取捨選択して生きていこうと決め、そのスタンスで今も生きている。

幸い、今の俺は出世コースにはいない。途中で病気によるわずかな休職があったことも手伝って、いやそもそも社内でのキャラ的な評判が悪く、正直上からの評価は低いみたいだ。その代わり、一緒に働いている人からは大事にしてもらっている。人によっては、俺の能力を買ってくれ、必要だというありがたい言葉を頂くこともごく稀にだが(笑)無いわけではない。やるべき仕事は効率的にきちんとこなす。頂いている給与からすれば、大きな不備は無さそうだ。一方で、フレックスタイム制ということもあり、ほとんど残業しない。おそらく10時間/月程度。月間で所定労働時間が定められているのだが、基本は月初で時間を稼いで、月末に定時前のまだ日が出ている時間にさっさと帰ろうという気持ちではいる。そして、資格試験に取り組むわけでもなく、仕事を積極的に取りに行くわけでもなく、やる気がないわけではないが野心はない。トータルして言うと、上司や上層部から「優秀なヤツだ」と思われることは全く無いが、チームの中では特に打率が悪いわけではなく必要ならバントや犠牲フライも厭わないのでラインナップには入れているところか。

自由な働き方でそこそこの収入を得て、木更津ベースを拠点に自分がしたかった生活をする。
例えば、船舶免許があるので、プレジャーボートでクルージングをする。この前は妻と横浜の川に行ってきた。あくまで春に向けてのお花見の下見だが。

また、写真は残念ながら無いが、先日は会社等の女性陣5人+例の副会長を読んで、ホームパーティーを行った。
皆様には遠い中、わざわざ高速バスや電車で木更津ベースにお越し頂き、家で妻の料理と木更津で有名なケーキ屋さんのケーキをお楽しみ頂いた。新築案内&アウトレット観光も兼ねて。で、帰りは一部の方には横浜までお送りする中で、横浜のベイブリッジやみなとみらいを中心とした夜景をお楽しみ頂き、なかなか面白い週末だった。

「働き方改革」関連で言えば、平日は家事や録画した番組を見ることで忙殺されがちだが、近くをドライブしたり空いているアウトレットを散歩したりして、我ながら素敵なライフスタイルになっているのではないかな、と思う。そもそも、通勤途上で、帰りのバスで毎日レインボーブリッジ通ってお台場の観覧車見て、羽田空港に降り立つ飛行機を見て、アクアラインから遠くの方に見える夜景を楽しんでいるのだから、それだけでも十分だ。満員電車で知らないオッサンの顔を間近にする生活から解放されただけでも大満足だ。

でも、この文章で言いたいのは自慢じゃない。そんなものには興味がない。
伝えたいのは、俺は出世や会社での評価を諦めたからこそ、今の生活が手に入ったってこと。昇格のペースが遅くなったり、査定が悪くなってボーナス額に影響が出ることは、もちろん痛いしイヤだけど「しょうがない」と割り切ったからこそ、自由に振る舞うことができている。妻にもハッキリ伝えた。「俺は昇格だの何だのを狙ってバリバリ働くようなことはしないし、それに伴う犠牲はある。どうやら今回の査定も悪いらしい。だけど、最低限の生活は約束するから、俺の生き方を許してほしい。」と。それに対し妻は、「もし私がバリバリ働いて出世するような男を望んでいるなら、そもそもあんたなんかと結婚してないから大丈夫!」と笑って応えてくれた。我ながら、素敵な人と結婚したと思う。そして、妻自身も一生懸命働いて、俺との生活を支えてくれている。頭が上がらない。。。

皆様全てにこのような生き方を薦めようとは思わないし、正しいとも思わない。
だけど、俺から見ると、皆こだわりが無いフリしながら、執着しているように感じるんだよね。カネにこだわらないフリして、会社での査定に執着したり。出世にこだわらないフリして、周りからの評判に執着したり。

逆だよ、本来あるべき姿は。カネの使い方にとことんこだわって、実際に入ってくる金額には執着しない。自由な働き方を維持するために周囲とのコミュニケーションを綿密にとるようとことんこだわって、出世だとか上司の評価だとかに執着しない。俺はその方がカッコイイと思う。ウザいくらいとことん何かにこだわって、その後の副産物がどう作用しようが執着しない。自分の生き方の軸があれば、自分に本当に必要なモノは何であって、そうでないモノはどれなのか見えてくる。

執着したくないから、こだわるんだ。

病気になったって、会社は責任とってくれないよ。
婚期逃したって、会社はいい人見つけてくれないよ。
定年後に家の中で居場所が無かったとしても、会社は面倒みてくれないよ。
全部、自己責任なんだ。自分の人生で受ける不利益を、会社が何とかしてくれるわけじゃない。
だからこそ、自分がどうありたいかをきちんと定め、覚悟をもってそれに向けて行動していくことが大事なんじゃないかと思うわけ。

それが、DavyStyle。

ハウスメーカー?工務店?いいえ、コンペです。

木更津ベース情報を小出しに公開。
今日は「住まい作りのパートナー」の話を書こうと思う。
(批判や悪口、各種エピソードの類は後回しにして、先に概略だけ)

一戸建てが欲しいと考えた時、いくつか選択肢がある。

第一関門:「建売」か「注文住宅」か

建売は、既に建築された一戸建ての家を土地とセットで買う方法。分譲地に多い。メリットは既にある建物をじっくり吟味でき、手間が少ない点。マンションを買う感覚に近い。俺の場合も、初期段階で分譲地の建売物件を見に行ったが、せっかくの自分の住まいなのに「決められた」建物を買う感覚に最後まで違和感を覚え、そもそも建売はスペックが注文住宅に比べ劣るケースが多いことから、当案は却下した。
注文住宅は、自分で土地を探し、その土地にあった家を一からデザインし建てる手法。正確に言えば、一戸建ての場合は、家を「買う」とは言わず、家を「建てる」。手間がかかるが、せっかく自分のものにするのであればこの手法をとりたいと最初から思っていた。
※ 建築条件付土地での注文住宅は、建売の方に分類した方が良いと考える。

第二関門:「ハウスメーカー」か「工務店」か「建築家」か。

ここからが本題。注文住宅を建てようとする場合、どこにお願いするか。
普通は、住宅展示場のような所に行き、「●●ハウス」「●●住宅」のような所が出しているモデルハウスを見てイメージを掴み、値段も含め相性が良かった所にお願いするというのが一般的だ。当然、俺もそれをやった。ただ、その前に「SUUMOカウンター」に行って相談をするというプロセスを噛ませてはいるが。SUUMOカウンターは、多くの住宅メーカーから顧客の意向に沿った会社をいくつか紹介するというスタイルだったので、当初は期待していた。自分の知らない会社が出てくるものと思われた。だが、期待外れ。誰もが知ってる有名大手メーカーしか紹介されなかった。結局、文字通り「無駄足」に終わった。
とはいえ、とりあえず住宅展示場に行ってみた。「住友林業」「住友不動産(戸建部門)」は見た。また、住宅展示場ではないものの、ローコスト住宅である「ヤマト住建」にも話を聞きに行った。その中では、アーバンタイプのデザインが気に入り、「住友不動産」が候補に残った。ハウスメーカーではここが候補となった。

続いて、工務店。一般的にハウスメーカーより安く家が建てられるとされ、現場との距離が近いこともあり性能を求めるなら悪くない選択肢とされる。実際、千葉の工務店の中で、断熱性能に特化した所を複数見つけ、ブックマークしていた。だが、保証制度に不安があることや、出来上がりのイメージがつかなかったこと等から、優先順位を下げた。

建築家。デザインの良さを前面に出すところばかりで、性能が二の次三の次にされている印象を受けた。その中でも、地元で断熱にこだわっている建築家を見つけ、直接訪問した。こだわりは感じられたし、性能も良さそうだったが、何にせよ、値段が高い。交渉にも応じてもらえなさそうで、諦めた。

家づくりは暗礁に乗り上げた。このまま、妥協するしかないのか・・・。

「そうだ、コンペをしよう」

昔友人に紹介され見ていたあるドラマを思い出した。「結婚できない男」。
阿部寛演じる建築家の主人公が不器用ながらも真っ直ぐ生きていく興味深いストーリーだが、ドラマの中で高島礼子が演じているのが、建築家をコンペして紹介する職業だったのだ。そういうサービスが無いか、調べてみた。

そこで出会ったのが、このサイトだ。
https://sumika.me/

要望を掲示板に書き投稿すると、登録している建築家が応募してくるというスタイルだ。
加えて、当サイトを通じてプロジェクトを依頼すると、無料で地盤保証等がついてくるという安心特典つき。これなら、大手ハウスメーカーに依頼したような安心感が得られる。藁にもすがる思いで、このサイトに要望を書き込んだ。

結果的に、4社からの応募があり、順番にメッセージのやり取りや直接出向いての面談を行った。
前述の「住友不動産」と迷っていたものの、彼らが出してきたプランに愕然とさせられ(・・・というか、俺がExcelでまとめて出した要望書、全く読んでねーのかよ!と思うことが多く)、そんな中で応募してきた1社が映像付の素晴らしいプランを提示してきたため、俺は彼らに握手の手を差し出した。

こうして、木更津ベースプロジェクトが走り出した。

木更津ベース、完成!

また1つ、夢の欠片を拾い上げて、壮大なキャンバスにそっと置く。
もちろん平坦な道ではなかったが、まさかこの景色に辿り着けるとも思わず。それでも、純粋な少年のごとく、夢を口にし続けて周囲に笑われながらも、気付いた時には周囲をあっと驚かせる人生。まさに「絶望からのレジスタンス」を、学生時代の頃のような激しさは伴っていないものの、静かに成し遂げる大人のやり方で実現したことについては素直に嬉しく思う。「木更津ベースプロジェクト」ここに完成だ!!

このサイトを見ている人で当時のことを記憶している人は少ないだろう。
2011.3.11、東日本大震災後、俺はそれまでの上昇志向を捨て、生活の充実に向けて人生の路線を変更した。あの年、「世田谷ベース」にハマり、自分のベースを持ちたくなった。都会のブランド志向とは対極の、広々と余裕をもった生活。誰かのものさしで測られるものではなく、自分自身に刻み込まれたものさしで判断し、「これがいいんだ!」と胸を張って言える何かをセレクトして生きる道。それを探すプロジェクトが「ベースプロジェクト」だった。

最初に正式な形でお話ししたのが、2011.10.17配信のPodcast。まだ二十歳の頃であり、世間知らずで恥ずかしいものであるが、「当時から言い続けていた」証拠になるものなので、一部抜粋で載せておこう。

投稿日: 2011年11月3日 投稿者: Davy Fujinami
BASEへのこだわり

投稿日: 2011年11月10日 投稿者: Davy Fujinami
木更津ベースプロジェクト vol.1

投稿日: 2012年7月9日 投稿者: Davy Fujinami
木更津ベースから湾岸ベースへ

あれから6年が経った。当時想像していたよりはるかに素晴らしいスペックで、「木更津ベース」が完成した。

詳細な住所は明かせないが、木更津金田にある三井アウトレットパークの近くに、一戸建てを建てた。
駐車場、バイク置場、天然芝の庭付の家。そこから東京駅近くの高層ビルにあるオフィスまで、高速バスで通勤している。満員電車知らずの、リクライニング付クロスシートでの通勤は快適だ。木更津金田バスターミナルから東京駅前まで乗車時間は実質約45分。朝は二度寝の続きをして、目が覚めたら東京駅のグランルーフが見える。帰りはタブレットで相棒を1話見て、エンドロールが流れる頃には観覧車が眩しく光る街に到着。これ以上の快適な通勤は無い。

こちらでの生活の相棒も手に入れた。前から欲しかったスバルの新型インプレッサだ。

2000ccのエンジンは高速を走る時もイヤなエンジン音がせず、アイサイトはドライブの疲れを軽減させてくれる。後部座席も余裕があり、この車にして本当に良かったと思っている。

リビングには、シルクのような触り心地の竹繊維の絨毯に、カスタムメイドの総革張りのソファー。後ろには広々とした畳スペースも控えており、和洋どちらのライフスタイルも享受できる。俺の場合は畳の上にいることが多いのであるが。

欲しいものはだいたい手に入れた。あとは自分の遺伝子を受け継ぐ後継者だけだろうか(笑)

・・・とはいえ、ちょっと待て。Davyはそんなに金持ちだったのか?
奥さんが金持ちの家出身で玉の輿に乗ったとか?それとも宝くじでも当たった?
Davyの実家が金持ちなのか?遺産相続か?
もしくは、会社の統合により給料が倍増した??

残念ながら、どれも違う。相変わらず、カネは無い。
全ての支出を某家計簿管理アプリで1円単位で管理し、毎月Excelで集計して家族会議を開かなければならないくらい、カネには困っている。
もちろん、ブログで自分の生活ぶりを自慢げに書くくらいだから、トリックがあるに決まっている。

俺はこのサイトを通じて、昔から一貫していること。
先天的なものや努力しても誰も得られないものは、絶対に自慢しないし、自慢にも思わない。親から譲り受けたものや自分の立場みたいなものを鼻にかけてひけらかすようなヤツは最低だ。
そうではなく、何かトリックを使ったり、やり方さえマスターすれば誰でも手に入るものについては、その方法のレクチャーとともに自慢する。「こっちの水は甘いぞ」と、このサイトを見てくれる人にノウハウのおすそ分けをしたいのだ。友達の数が決して多くない自分にとって、自分の味方をしてくれる人には最大限貢献したい。それが俺の生き様だ。

では、凡人の家に生まれ、普通のサラリーマンをしている男が、どうやって「木更津ベース」を手に入れたのか。
次回以降、そんな話をするとしよう。

このプロジェクトに関わってくれた全ての人に、愛と感謝を込めて。
ここまで来たのは、私の力ではなく、私にノウハウと力を与えてくれた皆様のおかげです。

福来たる雨の上棟日

木更津へ移住する決断をしてから、ほとんど当サイトでは公開してこなかったベースプロジェクト。
最新状況を公開して良いと妻のお許しが出たので、2017/4/11の出来事を記載する。

現況はこんな感じだ。
DSCN1154 - コピー

雨の中、無事、上棟いたしました!

キャプチャ
キャプチャ1

この日は建築吉日にあたる日であり、六曜でも「大安」。
なおかつ、最近ではなかなか無かった「大雨」がこの日だけピンポイントで訪れた。その前後の日は春らしい穏やかな晴れなのに。
上棟の雨は縁起が良いらしく、「降り込み」と言って、吉日の場合だと「福が降り込む」「良縁を招く」と言った意味があるらしい。
もちろん、大雨かつ冬のような寒さでの作業ということで大工さんには厳しいシチュエーションであり、我々も全身ずぶ濡れになったが、ある意味「最強」の日に上棟を迎えることができて、本当に良かったと思っている。設計・監理を担当して下さっている建築士の方をはじめ、今回のプロジェクトに関わって下さっている全ての関係者に深く感謝したい。

「収入で男を選ぶ」最も賢い選び方

Yahooのトップページの下の方に「あなたへのおすすめ」記事が出てくるコーナーがある。女性向けの恋愛・結婚コラムが出てくることがあり興味本位で読むのだが、ほとんど既出のコンテンツで中身が浅すぎる。そして、自己矛盾。ある時は「ガツガツ系の男の人が魅力的」と書いてあり、ある時は「草食系男子の方が魅力的」と書いてある。全文読まなくてもインデックスさえ拾っていけば内容が大体わかる。そんな記事を読んで真に受ける女性がいるのかいないのかわからないが、アンチテーゼとして本気で分析する恋愛・結婚コラムを書いてみようと思った。

「男はカネ」そこまで露骨な表現でなくとも、同年代(20代半ば~30代前半)の女性からは特によく聞かれる言葉だ。できる限り多くの収入がある男性が魅力的だというのは不思議なことではなく、我々男性側にとっても「愛」「優しさ」「性的魅力」といったファジーな建前でごまかされるよりは、目指すべき指標があるというのはわかりやすい話だ。だが、女性陣の話を聞いてみると、おそらく彼女たちが求めているのは額面収入だけで測れるものではないにも関わらず、「年収」だけで見てしまっているような気がする。そこで、究極の「収入で男を選ぶ」最も賢い選び方を伝授したいと思う。

①世間を知る

LP1

https://doda.jp/guide/heikin/age/
「転職サービスDODA」による、男性の年齢別年収を基にデータを算出してみた。
同サイトに登録している「正社員」のホワイトカラー系職種のデータのようである。
http://heikinnenshu.jp/tokushu/tedori.html
こちらには、年収別の手取金額が示されている。扶養や各種控除適用前なので個人差はあるが、大まかな目安として考えていただきたい。これもだまされやすいところだが、年収○○円というのは、あくまで税引前の額面年収であって、実際に使える金額は税金や社会保険控除後の手取り金額なので、実質的な議論をしたければ手取り金額に注目する必要がある。
上記データを基に、表を作成した。額面年収(以下、「年収」)が500万円、700万円、1000万円の人の手取り年収(以下、「手取」)が、各年齢の平均年収よりどれだけ多いか(少ないか)を示している。乖離率(平均より○%かけ離れた数値か)を算出している。よく「年収○○○万円以上ないとダメ」という強気の女性(自分では謙虚だと思っているケースが多い)がいるが、世間の平均はこのくらいのものだと認識していただきたい。加えて、こちらは転職サイトに登録するようなホワイトカラー系の職種を対象としているため、現場作業等ブルーカラー系を含めた全体の平均はこれより更に低いと考えて頂いた方が良いだろう。

②「年齢」を考慮

LP2

では、手取のみ見れば良いのか、と言えばそういう訳ではない。それだけでは、「金の卵」を見逃す可能性がある。日本はまだまだ年功序列的な給与テーブルとなっているため、若い時の年収は低く、年齢が上がるにつれ増えていく。年収金額にばかり気をとられていると、年齢が上の人ばかりが対象となる。
しかしながら、若い人の方がメリットが大きい。同じ年収でも、「これから稼ぐ金額の総額」が多いからだ。つまり、女性側にとって見れば、生涯賃金の多くを自分のために費やせるということ。よって、同じ年収ならば、若い人を狙った方が賢いと思われる。
簡単な計算をお見せしよう。(定年:60歳、定年まで毎年年収が2%ずつ増加として計算)
X:35歳、年収700万円 生涯賃金残額:2億3,570万円
Y:27歳、年収500万円 生涯賃金残額:2億4,017万円
投資の話の時にも書いたが時間は資産だ。このように年収が200万円違う男の人でも、若い人を選べば、自分(女性)と一緒にいる期間の間に稼ぐ金額は多いというわけだ。
そういった観点から、傾斜配点をつけてポイントを出したのが上表だ。このポイントが高ければ高いほど魅力的である。先の例でも、年収700万円35歳のXはCランクだが、年収500万でも27歳のYはBランクとなっている。「年齢が若い割には、たくさん稼いでいる」人が良いと結論づけられる。

③最も大事な指標は「時給

LP3

近頃は「働き方改革」が話題となっているが、残業時間が多いと様々な局面で弊害がある。
・時間に余裕がなくなる
・家事ができない
・気持ちにゆとりがなくなる
・睡眠不足
・自己研鑽ができない
・文化的水準が低くなる 等
女性にとっては、よく働いてよく稼ぐ男性は魅力的かもしれないが、あまりに残業時間が多いと自分と過ごす時間が取れなかったり、余裕が無い対応をされたり、得することはないだろう。

そして、何より、年収が高くとも残業時間の多い労働者は「時給」(その人の労働価値)は低い。
上表を見てみよう。
A:年収500万円、残業一切なし
B:年収1,000万円、残業月80時間(過労死ライン)
2人の時給の手取額を比べてみると、もちろんBの方が高いわけだが、その差はたったの「481円」。額面年収ベースでは2倍の開きがあるが、手取時給に換算すると、こんなものだ。

その時給481円を、高いと見るか、安いと見るか。
月間の残業時間が80時間というのは、1日あたりに直すと4時間。仮に定時が18時の企業なら、退社時間は毎日22時。ここから、通勤時間1時間掛けて家に帰ったら23時。子供は寝ている。家事もほとんどできない。妻と話す時間もロクに無い。そのような生活で果たして幸せだろうか。
家事を時給換算するのはなかなか難しいが、例えば下記の家事代行サービス企業では、労働者を時給1,450円で雇っているらしい。
https://casy.co.jp/staff_entry#merit
(企業利益分を排除するため、あえて従業員の時給を採用した)
時給481円を稼ぐために、時給1,450円の仕事を他人に任せるか。
このように考えると、残業時間が少なく自ら家事をする男の人の方が、相対的に得だと言えるだろう。額面年収が高くとも、残業時間(サービス残業、接待等含む)が多い男の人は、私が女性だったら敬遠したい対象である。

LP4

参考までに、同じ1,000万円稼ぐにしても、夫のみが残業月80時間で稼ぐよりも、夫婦2人で500万円(先程と条件を揃えるために残業時間各40時間とする)稼ぐ方が時給は遥かに良い。

ちなみに、私は「年収○○○万円以上の男じゃないとダメ」と言う女性を少しばかり軽蔑している。
それは、金よりもっと大事なものがあるという意味ももちろんあるが、木を見て森を見ずというか、分析があまりにも甘すぎるからである。

仮に私が29歳女性で「30歳までに結婚したい!」と思ったら、「①残業があまり無い」「②転勤が無い」「③年収500万円以上の20代」を選ぶだろう。おそらくそのあたりのガツガツしていない男性は、「最も美味しいポジション」を知っていると思われるから。

※当記事はあくまで一定の条件に基づくシミュレーション・分析およびその考察であり、特定人物を批評あるいは特定の価値観を推奨するものではありません。

「適齢期」を検証してみる

「あんたもいい歳だから、そろそろ○○しなさい」
そう言われると反発したくなるだろう。ただ、そのセリフには「みんな(周囲)がそうだから」という理由で言われるだけであり、客観的な根拠が含まれているだろうか疑問である。

私も24歳で結婚を決めた(入籍日は25歳)が、東京にいると「早くない!?」「なんで!?」と驚かれることは少なくない。だが、地元に戻ってみると、高校の友人は多少の時期の前後はあるが結婚に向けての話を進めており、中学以前の同級生に至っては子供がいることも珍しくない。一方、勤務先に目を向けてみると、30代後半や40近くなって結婚しようとしている人も一定数おり、一体「適齢期」とは何なのか、よくわからなくなってきた。

そこで、今回は周囲の環境や感情によるバイアス等を抜きに、客観的な根拠を持って「適齢期」が本当は何歳なのか、出産(子の誕生)や住宅購入を含め検証したいと思う。
なお、予め断っておくが、本記事では人生観や特定人物の生き様について論評するものではなく、あくまで「何歳くらいまでにそれを行えば金銭的に得なのか」ということを解明する目的で記載するものである。(もちろん我が家においても必ずしも記載のような人生を送れているわけではない)

また、前提条件として、主人公は男性であり、主に主人公の収入によって生計を立てているというもので記載する。

(クリックで拡大)
LP

【1】出産(子の誕生)
昨今の情勢から言って、子供の大学卒業までが「養育期間」である。つまり、約22歳まで教育費の支出が発生する。今や「役職定年」という言葉は死語であろうが、給料上昇カーブとしては、55歳を過ぎると下落傾向にある企業が多いだろう。したがって、自分が55歳の時までに子供が22歳である必要がある。
 これらを勘案すると、子供の誕生は遅くとも33歳、妻が妊娠する時期が32歳までであればベストである。母体保護の観点から、第一子はそれ以前であればさらに望ましいだろう。複数の子供を予定している場合には、先程の理屈から言えば、誕生は38歳、妊娠は37歳まで。
よって、出産(妊娠)適齢期は、~32歳(第一子)~37歳(末子)という結論に至る。

【2】家の購入
 多くの人が利用している住宅ローン「フラット35」はタイトル通り、35年掛けて返済することとなる。定年退職時(60歳とする)までに完済するように借りるには、25歳から返済を開始する、つまり25歳に住宅を購入することがベスト。しかしながら、25歳といえば、大卒だと社会人3年目。頭金が貯まっていないケースもある。そこで、返済期間を30年に短縮して考えると、30歳から返済を開始するようになれば良い。返済期間をさらに短くすると月々の返済が厳しくなるケースがある。
 よって、住宅購入適齢期は25歳~30歳。家の建築や物件探しの期間を1年間かかるものとすると、24歳~29歳には住宅購入に向けてのアクションを開始しなければならない。

【3】結婚・結婚に伴う交際
 上記を参考にして、逆算してみる。
 妻が妊娠する時期が32歳となれば、それ以前である必要がある。とはいえ、結婚してすぐに妊娠というわけにもいかず、親族への挨拶・役所や金融機関への手続き・職場も含めた周囲の環境への慣れ、何よりも結婚生活の安定までの期間等を勘案すると、妊娠までに3年程度の期間は必要である。すると、結婚(入籍)は29歳までに済ませる必要がある。
 先程の住宅購入に向けてのアクションのことを考えると、結婚してから2人で新居を考えるケースが多いと考えられるため、29歳というのは最終リミットである。29歳での結婚で、結婚と同時に住宅購入するようなイメージだ。
 そこから、相手と出会い交際する時期を逆算してみる。自分や相手の両親への挨拶、結婚に向けての環境整備、何よりも相手と結婚すると意志を固めることができる期間を考えると、出会ってから入籍日までは2年程度の期間は持ちたいところ。もし相手がいなければ探すところからスタートさせる必要があるため、入籍日の少なくとも3年前からは動き始めなくてはならない。
 よって、交際相手を探し始めるのは遅くとも26歳までにする必要があり、27歳までに交際をスタートさせる必要がある。そして、結婚(入籍日)を29歳までに済ませるべきという結論に至る。

【まとめ;期限】
26歳:交際相手検索開始
27歳:交際開始
29歳:結婚、住宅購入決定
30歳:住宅購入(入居)
32歳:第一子妊娠
33歳:第一子誕生
37歳:末子妊娠
38歳:末子誕生
55歳:第一子大学卒業
60歳:定年、住宅ローン完済、末子大学卒業

以上が、金銭的な面だけを考慮した「適齢期(タイムリミット)」の結果である。
もちろん、これ通りに行う人生が素晴らしいとは言い切れず、個々の事情に応じて変動があるものではあるが、論理的に導き出した1つの目安ということでご理解頂ければ幸いである。

オオカミ少年(たまには役立つ記事を)

窓の外から優しい日差しが降り注ぐ日曜の午後、皆様はいかがお過ごしだろうか。
もちろん外は天然の冷蔵庫と言えるくらい寒いが、部屋の中から日差しを浴びるのはこの上なく心地よい。これが冬の醍醐味だろう。
PC上の身辺整理をすべく、このサイトの記事を振り返ってみたが、なんというか「役に立つ記事が無い!!」。これではせっかく就職して何かの「プロ」になったのに、何も学んでいないことになるし、何も社会に還元できていない。とはいえ、社内規定等もある中で、色々制約もある。そこで、今日は全くの「通りすがりの人」という体で、お金の話をしよう。なお、この話を読んで実行してくれたからと言って、俺にメリットやデメリットは1つも無いということを予め強調しておこう。そして、投資はあくまで自己責任で。

社会人になると、金融機関とのお付き合いが出てくる。銀行、証券会社、保険会社・・・。企業に入れば、企業年金やら確定拠出年金・・・。一般市民としても国民年金やら何やら、お金と縁を切ることはできない。彼らは誰も「ホンネ」は言わない。もちろん、まともな企業なら「ウソ」をついているわけではないが、彼らの不利になるようなことは隠される。国も本当のことを言わない。というより、1つ1つの事象については公にリリースされるが、それらが組み合わさった時どういった意味合いのメッセージなのか、彼らの言葉はわかりにくい。また、メディアやネットの記事等も、一部を切り出してみるだけで、全体像から言えば食い違うことが多い。そして、人はお金に関して疑心暗鬼になっていく(or誰かに騙される)。

「オオカミが来たぞーー!!」

皆そう叫ぶが、どこにどのようなオオカミがいて、それにどう対処すれば良いのかパッケージで教えてくれない。
今日は自分なりのオオカミ対処法をお知らせしよう。

給付抑制で将来水準確保=低所得者への安全網課題―年金改革法
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161214-00000103-jij-pol

昨今、こんなニュースが飛び交い、我々の老後に不安を与えている。そうでなくても、日本の年金は「持たない」と言われ、破綻するわけではないが俺と同世代の人間が老齢年金を給付される時には、その水準は満足いくものではないだろう。少子高齢化に伴う人口バランスのゆがみ、いやそもそも今の高齢者が現役世代の時に支払ってきた年金保険料があまりに少なすぎたからこんな事態を招いたわけではあるが、公的年金に100%の信頼を寄せる者など、まともな若者ならおそらく皆無だろう。

一方で、こんな話も出てきている。

年金のプロが伝授!「個人型確定拠出年金」はこんなにおトク 知らねば損する、とはこのことだ
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161206-00050279-gendaibiz-bus_all

2017年から「iDeCo」が始まる。個人型確定拠出年金は今までもあったものだが、大きく制度改正され、利用できる対象者が大幅に増える。この制度は、簡単に言えば、以下の通りだ。

① 毎月少しずつ老後に向けて投資(貯金)しなさい。その分だけ所得税等の税金を免除しますよ。
② 頑張って自分で運用してお金を増やしなさい。増やした利益についての税金は免除しますよ。
③ 60歳になったら増やしたお金(元本+運用益)を受け取れますよ。そのお金は退職金とかと同じ扱いにして税金を安くしますよ。
(④ これだけ税金優遇してあげるんだから、老後のお金は自助努力で何とかしなさい。その分、国が用意する公的年金は減らしますよ。)

④は国からの裏メッセージだ。つまり、株とかの運用は「一部のお金持ちだけ」「ギャンブル好きの人だけ」とかと言っていられないのだ。国民全員がお金を働かせて自分で増やしていかないといけない時代に突入しているのだ。

iDeCoについての詳細な説明は省くが、今まで得た知識を活かして、「普通の人」がギャンブルすることなく運用する方法を考え方だけ教えよう。
もちろんiDeCoに使っても良いし、証券会社でNISA口座を開いて使っても良い。「NISA」も国民が自助努力でお金を増やすために税金を優遇している制度であり、活用しない手はない。

A.毎月、一定額を投資する
B.あらゆる資産に分散投資
C.運用成果に一喜一憂しない
D.安くなったら買う、高くなったら売る
E.手数料が最も安い投信をネット証券で買う

この5原則さえ守っていれば、大負けすることはまず無い。「株の世界は9割負ける」「素人は手を出すな」というのは、どこかの企業の株を一本釣りのような形で買っている人の負け惜しみであり、「インデックス投信」のような何百、何千もの銘柄を少しずつ持ってパッケージにしているような商品の話ではない。

A.毎月、一定額を投資する
文字通り、きちんと解釈して欲しい。何があっても、「毎月」変わらず投資。「一定額」金額を変動させずに投資。SBI証券の「投信積立」のようなシステムで、機械的に一定の投資を続けていく。「ドルコスト平均法」という理屈に基づくものであるが、平均購入額が安くなるというもの。だが、それ以上にこのシステムにはメリットがある。人は、間違える。人の恣意的な判断は間違うことが多い。「もう少し安くなってから買いたい」「今上がりそうだから買いたい」人は色々な思いに左右され、客観的に冷静な判断を下すことは容易ではない。それ以前に、プロはスーパーコンピューターのような機械を駆使し、月に何百万円も利用料が掛かる情報端末を使い、この道何十年のようなベテランが議論を重ね、投資判断を組織的な意思決定の下、下している。素人が恣意的な判断で勝とうと思う方が無理。機械的に理論に従って投資すべき。

B.あらゆる資産に分散投資
この2つの記事を見て頂きたい。
①NY株、一時2万ドルに迫る 米3指数が最高値(2016/12/14 12:03)
②NY商品 原油が続落、ドル高重荷 金急落で10カ月半ぶり安値(2016/12/16 6:01)
トランプ相場で日米ともに株式市場が盛り上がっていることはニュース等で目にするだろう。①の記事は、ニューヨークの株式市場で株価を示す指数(日本で言う日経平均株価のようなもの)が市場が始まって以来最も高い数値を示しており、株式投資をしていた人は相当儲かっているだろうということだ。一方、同じ金融市場でも、②の記事のように「金(ゴールド)」に投資していた人は「10ヶ月半ぶり安値」と出ているように、商品価格が下がって損をしていた可能性がある。金(ゴールド)は金そのものに価値がある(地球上にある量が僅少であることから値段が暴落しにくい)ことから安全資産と言われ、「純金積み立てコツコツ」のCMにあるように資産形成のために投資する人も少なくない。ただ、今みたく株のようなリスク資産がどんどん買われているような情勢だと、金から資金を引き揚げて株に投資する人も少なくない。よって、金の価格は下がる。このように、同じ情勢下の「投資」でも、何に投資したかによって値動きは異なってくる。もちろん、株価が下がって、金が急騰するというケースも多いに考えられる。よって、異なった値動きの資産を少しずつ持っていれば、まるでシーソーの真ん中に立っているように、経済情勢に左右されにくくなるということだ。

C.運用成果に一喜一憂しない
基本は長期投資。経済情勢は常に変化するものだし、過去10年間を見ても、1つの資産だけが勝ち続けていくことなど無い。毎年、儲かる資産、損する資産は異なる。一旦、投信積立のシステムを組んだら、しばらくサイトを開かずに放っておいても良いくらいだ。

D.安くなったら買う、高くなったら売る
これはスーパーの買い物やヤフオクとかと一緒。安いバーゲン・セールの時期に欲しいものを買い、人気が出てきて高くなった時にブランドもののコートをヤフオクとかに出したら高く売れるのと原理は一緒。なぜか投資となるとそれを忘れて逆の方に走ってしまう人が多いのだが。「○○ショック」「○○株、暴落」とか悲壮感漂うニュースが出てきた時は、株式のバーゲンのお知らせだと思った方がいい。金融雑誌だけでなく、一般大衆紙にまで「皆さん、株を始めましょう」「○○株が今、買いだ!」などと記事が出たら、そろそろバブル終了のサイン。最高値で売ろうなどとは思わず、トータルで利益が出ていたとしたら売却すればいい。周りが浮かれている時こそ、自分が保有する資産をいつ売るか、緊張感を高める時期なのだ。

E.手数料が安い投信をネット証券で買う
銀行窓口や営業員経由で投信を買うのは論外。買うなら必ずネット専業証券。SBI、楽天、マネックス。こういった所で手数料の安い投信を選ぶ。
費用がかかるポイントは大きく2つ。「購入時手数料」「信託報酬」。前者は投信を購入する時のみかかる費用。「ノーロード」と言った購入時手数料無料の商品も最近は多いので、それを選ぼう。「購入時手数料3%」の商品を買うということは、100万円投資したつもりでも、実際は97万円からのスタートということになってします。後者は、投信を保有している間ずっとかかる費用。「信託報酬年率2%」の商品は、例えば運用成果そのものが±0%なら、毎年-2%ずつ資産が減っていくのと同じこと。最近は信託報酬のコスト競争が熾烈になってきており、年率0.5%を切る商品も珍しくない(インデックス投信に多い)。できるだけコストの安いものを買うこと。くれぐれも「外貨建て変額保険」を「銀行窓口で買う」などという愚行はしないように。

最後に、「元本保証ほど安心できない言葉はない」とだけ言い残して、今回の記事を締めくくろう。

俺たちは、変わったよ。

「俺たちは変わったよ」
久しぶり会った友にそうつぶやいた。
破天荒を気取っても、ちょっとした不良気分を味わおうとしても、捨てきれない真面目さが邪魔をする。〆切の足音が近付くにつれ、今まで溜めてきた宿題をやっつけ仕事で一気に片付ける。捨てきれない性分と嘆くべきか。それとも、その変な生真面目さがあるから、ここまで道を大きく踏み外さずにやってこれたのか。答えは自分自身すら知らない。

俺は変わった。ここ数年で劇的に。
東京都心で働くという夢を叶え、裕福とは言えないまでも同世代の中では恥ずかしくないだけの金を稼ぎ、結婚をし家庭を築き、自分のベースとなる棲家を建てようとしている。
22歳で大学を卒業してから約4年の間に起きた出来事だ。

そして今日、26歳となった。
世間一般の人にとっては、何でもない師走の週初め。今年も空に太陽が輝いてくれた。
地味だけど、穏やかな陽だまりを感じられるいい日になった。

結婚して初めての誕生日だ。
いつもは厳しい妻も「アラサーの世界へようこそ!」と、とても眩しい笑顔で歓迎してくれた。
愛してるとか、恋してるとか、そんなチープな話じゃない。俺にとって、大事な人。

俺は絶えずモノを効率的に考え、人生の最短経路を走ってしまう。世間が何を追っても、周りを全く見ることなく、自分だけの世界を創り上げてしまう。もちろん、それは正しかった。自分の世界観を構築し、それを表現する意味においては不可欠な能力だ。ただ、他の人が当然にして歩んできた道を歩いては来なかった。旅行に例えるなら、ハワイに行っても海を見ない、ニューヨークに行ってもマンハッタンの街を歩かない、誰もが当然にして得てきたものを俺は全く得てこなかった。誰もが当然にして味わうべき楽しみや喜び、悲しみすらも経験していないし、人の愛し方さえ知らない。

俺の人生設計は完璧に近い。だが、色味がない。設計図としては申し分ないが、その絵はモノクロであり、夢も希望もない。そんな俺の人生に彼女は半ば強引に色を足した。モノクロで殺風景だった絵が、カラーに変わることにより鮮やかに輝き始めた。

俺は他の人が経験できないようなことを君に伝え、「難しい」ことを君に教える。
君は普通の人が経験してきたであろうことを俺に伝え、「当たり前」のことを俺に教える。

これからも、そんな愛情たっぷり叱ってくれる大事な人と一緒にいようと思う。

そして、俺を大事にしてくれる仲間も増えた。
ずっと大事にしてくれる仲間がいることも知っている。
苦しかったけど、今日まで生きてきて良かった。
明けない夜は無いし、春が来ない冬もない。
月並みな言い方だけど、自分に関わる全ての人を少しでも幸せにしたい。

「俺たちは変わったよ」
だけど、どんなに嫌な経験したって、どんなに裏切られたって、誰かを想う気持ちだけはピュアでいたいと思う。

今年もお世話になりました。
26歳の1年もよろしくお願いします。

なぜ「木更津」なのか!?(立地選択の理由その1)

マイホーム計画はいいが、「どこに住むのか!?」というのは最大の関心事だろう。
地方に住んでいて親の住んでいる家を建て替えるというのであれば話は早いが、俺も妻も地方出身の東京勤務。お互い頼るものはない。裏を返せば、選択の自由はいくらでもあるわけだ。

まず、俺の希望を整理してみよう。
①満員電車はイヤだ!
②狭い家はイヤだ!
③都心から遠いのはイヤだ!
④道路事情が悪いのはイヤだ!
⑤海から遠いのはイヤだ!

「もうイヤさ もうイヤさ もうイヤさ Baby!ひと夏だけの思い出なんて・・・」
と「BABY ACTION」が聴こえてきそうだが、東京での生活は楽しくもあるがイヤなものもいっぱいある。妻は俺に輪をかけて「わがままジュリエット」なのだが(笑)

上の条件を叶えてくれそうなのが「木更津」だった。

①満員電車はイヤだ!

鉄道の混雑率を今さら比較するのももう飽きたが、朝の通勤ラッシュ時における都心に向かう電車は全て混んでいる。どのくらいの混雑率かといえば、猪瀬元都知事がカバンに無理やり5,000万円を押し込んだくらいの混雑率である(笑)。これから夏にかけては特に「くさい」「湿ってる」「汚い」。朝もヒドイが、金曜の夜はもっとヒドイ。何が楽しくてあんな空間にいるのか。混雑が嫌いでTDRに行きたがらない俺は耐えられない。

では、ギュウギュウに混んでいる電車を避けるためにはどうすればいいか。答えは簡単。

「電車に乗らなければいい」

そこで考えたのが「高速バス」。立ったままの乗車が法律上、認められないため、必然的に座席(補助席含む)に座らなければならない。また、路線バスとは異なり、全席2×2のクロスシート(トイレ付)でゆったり座れる。最近の高速バスはWi-fi付のものもあるため、タブレットを持ち込んで映画を見ていても良い。もちろん、ゆっくり寝ていても良い。もちろん、特急電車やグリーン車でもこういったことは可能だが、会社からの交通費支給は「普通乗車券」の定期券分しか認められない。高速バスなら全額支給の範囲内で可能というわけだ。

木更津金田BTからなら、東京駅まで40分。自宅からクルマでBT近くの駐車場まで乗り付けて、そこから高速バスに乗るスタイルだ。「飲んで帰れないじゃないか!」という声が聞こえてきそうだが、酒はそんなに好きじゃない。特に妻と付き合い出してからは、俺単独で飲むことはほとんどない。仕事上での数少ない飲み会とかは別にして、彼女に何かあった時、クルマやバイクで迎えにいけないという事態は避けたい。ただ、それだけだ。

会社の場所も東京駅から近いため、東京駅発着のバスは好都合というわけだ。
自宅からのドアtoドアを考えても1時間~1時間半の間には収まるだろう。

②狭い家はイヤだ!

東京に来る前から思っていたこと。広い家に住みたい。
実家も静岡の中心部で狭かったため、庭付き一戸建てというのは俺の理想なのだ。妻は田舎が広いため、同じく狭い家は望まなかった。

だが、前回の記事で書いたが、とにかくカネがない。土地にカネを遣いたくもない。
ここで、皆様に相場観を養っていただこう。参考にしたのは下記サイト。
http://www.tochidai.info/
おそらく住宅地と商業地が一緒になっているであろうが、坪単価を見てみよう。

銀座とか日本橋とかで有名です。
東京都中央区:1791万0371円/坪
今住んでいるところだと・・・
東京都江東区:160万0958円/坪

少し23区外の郊外に目を向けてみましょうか。
東京都国立市:115万7776円/坪
神奈川県川崎市中原区:157万4729円/坪
神奈川県横浜市青葉区:103万1562円/坪
埼玉県さいたま市大宮区:168万9649円/坪
埼玉県川口市:79万0236円/坪
千葉県船橋市:59万4007円/坪
千葉県千葉市美浜区:52万8785円/坪

さて、木更津ベース対象区域の地価を見てみよう。
千葉県木更津市:11万0265円/坪
千葉県袖ヶ浦市:12万3164円/坪

なんということでしょう!東京都下・横浜の10分の1以下で、千葉県北西部と比べても5分の1である。
江東区で30坪の土地を買う場合、単純計算で160×30=4,800万円となる。この時点で予算オーバー。
同じことを木更津市で当てはめると、11×30=330万円。雲泥の差。
それに、土地の一区画(ロット)が江東区と木更津市では大違い。そもそも都心では90坪の土地などまともには出回らない。
広い土地を買うなら、郊外に出るしかないのだ。

とはいえ、ここまでは前回(5年前)の木更津ベースプロジェクト発足の際にわかっていたこと。
俺の目論見は当たっていたのか、木更津の地価は上昇し始めている。

木更津、君津が上位独占 住宅駆け込みで需要増 公示地価上昇率
http://www.chibanippo.co.jp/news/economics/184647

また、同じようなことを考える方々も増加している。

東京駅まで高速バスで40分 「木更津市に住む」という選択
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/178207

あの時は土地を買える状況じゃなかったが、この事に気付いていただけに非常に悔しい。
その分、三井アウトレットパークが出来たり、イオンモールが出来たり、街の開発は進んで住みやすくなったわけだが。
うーん、悔しい!

妻が邪魔しに来たので、今日はこの辺で。続きは後日書くことにしよう。

ベースプロジェクト、再び。

「X DAY」は突然、訪れた。
今勤務している会社の統合により、現行の社宅制度は廃止されるような風向きらしい。
今まで一般の会社では考えられないような補助が出ていただけに、今住んでいるマンションに住み続けるのは相当な負担になる。

通知を受けてすぐ、妻にLINEを送った。
「家買う車買う」
すると、妻から返事が。
「買いましょ」

ベースプロジェクト、再び動き始めた。
しかも、当時の「木更津ベースプロジェクト」とは異なり、独身貴族プロジェクトではなく、幸せいっぱい(?)の家族計画だ。

とはいえ、俺もまだ入社4年目、25歳。
とても裕福とはいえない程度の給料だ。年収ベースで見ればそこら辺の同年代よりは若干もらっているかもしれないが、業界の特性上、賞与が高く出ているだけなので、月給は派遣社員並みのものである。かといって、妻の給与を合算しようとは思わない。雇用形態の問題もあるが、そもそも生活費は俺の給料、旅行等の余暇や入院等の急な出費、貯金は妻の給料が主に・・・というのは結婚の時に決めたものだ。
よって、どこかの企業のCMではないが、「東京に一戸建てを持とう!」は無理です(笑)
それに、この高騰している最中で、新築マンションを買う気も毛頭ない。
俺は実家が狭かったからというのと、妻は田舎育ちなので、広い庭付き一戸建てに憧れている。
となると、必然的に「木更津ベースプロジェクト」が復活してくる。

地域やどういったものを建てるか、ということは後日話すとして、現状の資金関係だけ整理しよう。

経営統合後の月給アップを考えたとしても、家賃(住宅ローン)に充てられる額は、どんなに頑張っても月9.5万円。
今の自己負担分家賃の2倍くらい。
フラット35のシミュレーションサイト(金利1.54%、35年返済、9割超)でやってみると、借入可能額は3,082万円。
月10万、9割未満の金利1.100%まで頑張ったとしても3,484万円。あのサイトはボーナス払い等を考慮していない+用意できそうな頭金等を考えても、諸費用込で最大4,500万までに抑えなければならない。かなり厳しい。

というのも、郊外に行く代わりに土地の広さだけは妥協したくなくて、2人とも最低75坪、理想は90坪くらいを検討している。建ぺい率50-60%程度の地域と見込まれるため、実際の建物スペースはそこまで大きくなく、クルマ2台、バイク1台の駐車場と広めの庭に費やされるものと考えられるが、それにしても都心の狭小住宅よりは広い家が建つため建築コストもバカにならない。すると、必然的に膨大な広告費(CM、モデルハウス等)を費やしている大手ハウスメーカーは選択肢から消え、ローコストから無名の工務店・設計事務所等を検討することになる。むしろ、これは喜ばしいことで、高いカネをかけて一生に一度の買い物をするというのに、決して少なくない割合が大企業様の宣伝費にあてられるのは納得がいかなかったし、それよりも名が知れていなくて構わない(その分情報収集も難しいが)ので、技術力があるプロの方々と0から創っていきたいと考えている。「安っぽい」って言われてもいい。外観はどうでも、高性能な家が建てばそれでいい。そう思って、パートナー探しの旅に出ることにした。

ここでは、現在進行形として、ベースプロジェクトの詳細を綴っていきたい。