30代、そして2020年代へ

俺スタイル
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2020年12月12日。30歳の誕生日を迎えた。
土曜日であり、また新型コロナウィルスの影響で人との接触が少ない年となり、実に静かな誕生日となった。
年齢の十の位の数字が「3」になる日が来るとは笑ってしまうが、肩こりや腰痛はひどくなる一方、疲れやすくすぐに眠くなるという身体の衰えは日に日に感じられ、歳をとることを感じない日はない。
一方、能力的なもの、考え方、人との関わり方に関しては二十歳の頃とは比べ物にならないくらい向上していることを感じられ、成長というのは楽しいものだと感じない日はない。
改めてDavyさん、おめでとう!そして、みなさん、ありがとう!!

1990年というキリの良い数字の年に生まれたがために、キリの良い年齢の誕生日を迎えると、それは新たな10年の幕開けということになる。
この10年で、テクノロジーはもちろん人々の考え方や価値観がガラっと変わった気がする。おそらく次の10年のテーマは「無理をしない」「持続可能な成長」となるだろう。

「這ってでも会社に(学校に)行け!」「後先構わず死ぬ気で頑張れ!」という価値観が称賛されていた10年前。
「体調に少しでも不調を感じたら休んでください」「次の世代のことを考えて行動しましょう」という価値観に変わってきた2020年。

もちろんコロナの影響で行動が制限されていることもあるだろうが、それを差し引いても「成長」社会から「成熟」社会に転換したということだろう。
「昨日よりも今日、今日よりも明日」を夢見た成長期は、前へ、そして上へ進むことが求められてきた。自分(たち)が描く道が1本線として伸びていくこと、線の長さが競われてきた時代だ。
しかし、多くの人が成長の果実を感じ取れるようになり、それと同時に成長の陰で置き去りにされてきたものにスポットライトが当たるようになり、そもそもこれ以上の急激な成長が見込めなくなった時代に求められるものは、線の長さではなく面積の大きさだ。つまり、成長で得た果実を料理して多くの人に分け与えるようになったり、成長の過程で犠牲になったものを修復したり、自分だけで幸せになることよりも「みんなで」幸せを感じられるようにしようということだ。

言葉は悪いが、こんな世の中でイキがっていてもシラケるだけ。インスタやFacebookでマウントとっている姿はダサいことこの上ない。
自分が得た果実を誰かと分かち合ったり、果実を見つける方法を共有したり、誰かに還元していくことがカッコいいという価値観が支配するはずだ。もちろんこれは願望も込めて言っている。

その中で俺にできること。他人と違うルートで目指すゴールにたどり着いた経験は、少ないながらも誰かのために役立つはず。それらを還元していくことで、自分の歩いてきた道を違う視点で振り返ることができ、またそれを伝承する相手からも学ぶことはあるはずである。そんなやり方で、自分の人生を豊かにしていきたい。これが今後10年間でやるべきことなんだと思う。取っ掛かりとしては衣食住の「住」に関する部分は極めてきたはずなので、ここから始めたい。

次の10年でどんな景色が見られるか。今から楽しみだ。

・・・とここまで書いて10年前、二十歳で書いた記事を見てみた。

2010年12月12日 もう俺だけの夢じゃない
https://davystyle.com/archives/502

変わらんね(笑)
切り口や言葉遣いは違うけど、言っていることは一緒だ。だったら、間違っていなかったな。アイツが目指した星に一歩近づけた。

また10年、よろしくお願いいたします。

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