ここ数日間、俊さんとIPPEIさんが来静して下さった。俺は明日バイクの免許の卒業検定のため、この数日間の詳細については書かないが、いくつか気付いたことがあったので、書きとめておこう。
1、静岡に「歩行者優先」は存在しない。
道路交通法では、歩行者保護の原則により車両は歩行者の横断を妨げてはいけないことになっている。また、やむをえず軽車両が歩道を走行する時には、歩行者に十分注意して通行しなければならないことになっている。
だが、静岡(市)は違う。
優先順位は、まず自転車、次にバイク、次に四輪車、最後に歩行者だ。自転車が最も優先される。だから、歩行者は歩道を歩く時でも十分周りを見て注意して歩かなければ、自転車に追突されてしまう。車を先に行かせることなく横断しようとすれば、轢かれてしまう。IPPEIさんが静岡駅前で、おそらくいつものように歩いていたら、車に轢かれそうになってしまった。俺は、静岡ルールを知っているから「危ない」と止めたのだが、「大丈夫、大丈夫」と言って横断しようとしてしまったので、非常に危なかった。
月曜日は雨だったからまだ良かったものの、歩道もいつもの調子で歩かれてしまったら、事故にあっていたかもしれない。特に、歩道橋を降りて歩道に合流する時は、東名のICの合流並みに細心の注意を払わなければ、自転車に轢かれることは間違いない。前だけを見て歩いていては危ない。時々後ろも振り返り、左右にも十分注意しなければならない。歩道を歩く時もね。
確かに、事故が発生すれば車両側に過失があると見なされるだろう。法律的には。でも、住民のローカルルール的には「お前(歩行者側)が悪いよ。気をつけて歩かないからそうなる。」と言われるだろう。俺なら言うと思う。横断する時には、車に先に行かせるべきだし、歩道もどちらかサイドに寄って周囲の交通状況に十分注意しながら歩くのが賢明である。
他の地域から静岡に来られる際には、十分お気をつけ下さい。
2、静岡市民に浜松を称賛する話をしてはいけない。
静岡市民としては非常に気分が悪い。というより、そもそも浜松にはあまり行かない。温厚でのんびりしている静岡人だが、こういう気分の悪いことを言われると少なからず気分を害す。県庁所在地はこちらなのだ。
3、急ぐヤツは新幹線に乗れ。
東海道本線の静岡エリアには快速も特急も無い。せいぜい朝晩のホームライナーか、甲府行きの特急ふじかわくらいだ。そもそも、東海道線で長距離移動しようとは思わないのだ。県内には新幹線の駅は6つもあるのだから。急ぐヤツは新幹線で行けばいい。最高の特急列車だ。
4、学校給食に緑茶が出るのは、どうもこの辺だけらしい。
クラスごとヤカンがあって、給食当番に「お茶係」がいて、皆、自分のコップを持ってきて・・・というのは他の地域では無いらしい。ちなみに、ご飯(米)が1人ずつ分けられたアルミパックで配られるのも、伊那では無いらしい。
5、やっぱり暖かいし、晴れの日が多い。
これは確かに言えること。今日も暑いくらいだった。雪なんか確実に降らないしね。間違いなく、老後はこちらで過ごす方が良いだろう。市街地にね。
よそから人が来ると、色々な発見がある。自分では当たり前だと思っていたことも、他の地域ではそうではないと気付かされる。改めて静岡人で良かったと思う。
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