いつも NO BODY SO 耳をふさいで 何もかもにつばを吐き
ぐれて街をとばしつづけてた心は 別にはれやしないけど
LONELY TIME BUT JUST ALIVE
つかれきってたあの頃…BOØWY 「16」
「若かった、あの頃・・・」なんて言うには早過ぎるか。
あれはまるでジェットコースター。毎日は平凡だったが、時々、嵐が押し寄せた。その結晶が、密度の濃い3年間となった。センターを守ったこともあったし、エースを務めたこともあったが、やっぱりアウトローが似合っていた。窓際族とは違う、かなり渋くて味のあるアウトローだった。
ヤンキー、母校に帰る。
今日は、母校である静岡高校に行ってきた。昨年の春は、晴々とした心でこの地を後にした。4年前の春は、この地で勝利の雄叫びをあげた。悪く言えば、俺の人生はこの学校に翻弄されてきた。でも、俺の人生はこの学校なくしては語れないほどの大きな存在である。最高の3年間に会いに行ってきた。
2006年4月3日。
髪を逆立て、太い金のネックレスをし、左手には輝く腕時計、右手には銀のブレスレット。革靴で、手をポケットに突っ込んだまま偉そうに歩く青年がそこにはいた。彼の名はfqt。そんな感じで、この物語は始まっていったんだな。
そんな分厚い小説を読み返すような日だった。そして、新たに追加された白紙に何かを書きこもうとしている俺がいた。
お世話になった先生に挨拶することができて良かった。昔のブログによく出てきたM先生の髪の真相がわかったしね(笑)
政経のH先生にもお会いすることができて良かった。夏にいらっしゃらなかったので、どうしても会いたかった。もちろん、この先生のおかげで明治に行けたという感謝の気持ちもあるけれど、最も色々なことを話せた先生だったからね。生意気かもしれないけど、当時の俺は政経においてライバルはいなかったわけよ。久米川宏氏は数少ないライバルのうちの1人だったけど、冬になってからの話。秋までは議論する相手がいなかったからね。だから、H先生が壁になって下さって、俺は議論をすることによって自らのレベルを上げてきた。だから、今でもそこらへんの奴らとの議論では負ける気がしない。
先生には申し訳ないが、授業よりも議論の方が勉強になった気がする(笑)
座学よりケンカの方が燃えるよね。
H先生に名刺を渡してきて、ブログを見て下さるようお願いしてきた。
そこで俺は思うことがある。
一般に、教育のことを語られる際に、「あれを教えるべきだ」「これを身につけさせるべきだ」と、「何を与えるか」ばかりが議論されがちだ。だが、ついこの前まで、いや今でもそれを受ける立場だからわかるが、色々詰め込まれたところで、その全てが身に着くかと言われれば、そんなことはない。従順な性格の人なら、その教えを全て吸収したり、ルールを守ろうとしたとしたら、どこかで破綻するだろう。俺みたいなレジスタンスタイプは、どこかで反発し、一切受け入れなくなるだろう。教えるべきことがたくさんあるのはわかるが、その種類や数を増やすことで諸問題が解決することはないだろう。
「何を与えるか」よりも、俺は「何を奪うか」を議論すべきだと思う。動物は満腹の時には食べ物を探そうとはしない。空腹の時に、空腹を満たすために食べ物を探そうとする。人間だって同じだ。ハングリーだから、何かを得ようとする。野球選手でも、幼い頃貧しかった人は、野球で稼いで両親に楽をさせてやろうと一生懸命頑張る。他人から認められる経験が少ない人は、何とかして認められようと必死に頑張る。人は無いものを手に入れようとする。
俺がクレジットカードや電子マネーについて勉強して詳しくなったのは、誰かに教えてもらったからではない。誰も教えてくれないから、怖くなったのだ。「便利」を知らずに生きることが怖かった。世の中のことを知らずに生きるのが怖かった。ハングリーが俺を駆り立てたのだ。
だとしたら、あれをやらせる、これをやらせるではなく、各個人が自分の追求したいものをとことん追い求めるべきだと思う。やりたい時に、やりたい勉強をするのが、最も効率が良いのではないか。とするならば、学校の役目はただ1つ。勉強の「方法」をいくつか提示し、身につけさせること。鉛筆1本と画用紙を渡すこと。それだけでいい。皆、自分の描きたい絵を思い思いに書いていくだろう。彼らが目を輝かせて描いた絵は、優劣がつけられないほど立派な作品ではないだろうか。
受験があるから、そうも言っていられないだろうけどね。受験の方法も大学ごとに特色を出せば良いのに。
光は直接当てるだけが良いのではない。反射光を使う手もあるという話さ。
そういう意味では、静高って結構「ハングリーな場所」だったと思うね。自由があった。その反面、自由が無かった。最高だったね。
そうだ、先日のPodcastなんだけど、あまりにも長いので、さすがに全てを聴くのは困難&聴いても覚えているのは困難だろう。話す時に使った要約メモを公開するので、良ければこれを活用していただきたい。著作権フリーです。クレジットも不要です。
http://podcast.davystyle.com/100305memo.pdf
参考リンク
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