Twitter読者の方はもうご存知だろうが、湾岸ベースプロジェクトは破綻だ。
来年以降も、江東ベースに住み続ける。
その代わりというわけでもないが、おそらく近いうちにバイクを買う。どちらにしろ、数年以内にバイクを買おうと思っていたが、それを前倒しして年内に購入のメドをつけるつもりだ。
江東ベース残留の理由は3つある。
1、バイク置場問題
目をつけていた3棟のマンション。うち2棟はバイク置場が「ミニバイク置場」となっているのを別サイトで発見してしまった。一般的なミニバイクの定義は125cc以下のもの。俺が将来買う予定のバイクは400cc以上の大型バイク。これが置けないようでは話にならない。残り1棟は正式なバイク置場だが、その物件の空きが現地点では無い。また、江東ベースは大規模マンションなので、バイク置場が地下にあり、オートロックの鍵がかかる環境である。盗難対策に頭を悩ませているライダーが多い中、これは好条件だ。同条件のマンションは手頃な賃貸マンションではなかなか見つからない。バイクの件を考えれば、残留するのが最も良い選択肢だ。隣はガソリンスタンドだし。
2、バイク購入費用捻出の問題
教習所に通うカネは、夏のコールセンターでのバイトにより自分で確保できた。余剰資金も若干だが残っている。問題は、バイク本体を買うカネだ。それは俺の貯金では到底賄えるものではなく、どこかから調達しなければならない。私の不徳の致すところで、湾岸に移り住むには、親から引っ越し代を援助してもらわなければならない。その了解ははるか昔に取り付けたものであるが、その上にバイクを買うカネを貸してくれなんて言えない。言いたくもない。そこで、数十万単位でかかる引っ越し代が浮く代わりに、そのカネをバイク代として貸してもらおうということにしたのだ。俺が湾岸に移り住むことにあまりいい顔をしていなかった両親は、この条件に快諾してくれた。数年がかりで返していこうと考えている。
3、マンションのグレードの問題
湾岸で目をつけていたマンションはいくつかあるが、正直言って、ロケーションの問題を除けば江東ベースの方がポイントは高い。そりゃそうだ。江東ベースは200戸を超える大規模マンションであり、副都心再開発地区にある。周辺の道も広く整備されていて、快適である。一方の湾岸は、分譲マンションは亀戸周辺よりハイグレードな素晴らしいものがたくさんあるが、賃貸マンションは大したことがない。一般的な中規模マンションのレベルだ。また、若干だが家賃が江東ベースより高い。数万円の自己負担は覚悟の上だった。そう考えると、この数万円を浮かせて、家を建てる時期を早める方が得策だと思った。計算上では、30歳までの計算では、200万近く頭金が多く貯まる計算だ。これに、例の財形分の480万をプラスすると、700万近く頭金が貯まることとなる。特例相続を使わない状態でも、頭金としては申し分ない。32歳の目標を30歳にしてもいいくらいだ(ローンの問題を除く)。30歳で一国一城の主。悪くない。江東ベースに住み続ける選択肢もアリなのではないかと思えてきたのだ。
頭金の問題は、結婚しないことを前提に組まれている。結婚費用を捻出するとなると、頭金の額は大幅に下がる。いや、そもそも結婚を前提にする場合は、財形制度を住宅財形ではなく、一般財形にしなければならない。そうなると、550万までの税額控除を受けられず、ただの貯金になってしまう。少なくとも、結婚するなら家を建てた後にしないと。そうでないと、足かせとなってしまう。俺の独身宣言はヘソを曲げてのものでもなく、こういった緻密な計算が働いている。20代での結婚は、俺にとってデメリットしかない。また、恋愛に首を突っ込まないことで、イベントごと発生する臨時の大きめの費用を出さずに済ませることができる。ファッションにも必要以上に気を遣う必要がないので、服飾費も省ける。給料が少ないだけに、支出をかなり絞り込まないと、計画だけでなく、生活も破綻する。
ちなみに、バイクだが、最初はこれを中古で買うつもりだ。
YAMAHA ドラッグスター400
もちろん、ボーナスも全て住宅費用につぎ込めば、20代でも家は建つかもしれない。ただ、家を建てることだけが目標ではなく、日々の生活水準の向上を目標としているので、バイクに乗り、ライブも行く。場合によっては、クルマも持つ。ドラッグスター400に4年くらい乗ってそれを売り、その資金とボーナスでハーレーを買えばいいと思っている。カネにはシビアだけど、カネさえあればいいという問題でもなく、俺自身のスペックが上がらないと意味がないのだ。よく、「宝くじが当たったら働かない」とか言う人もいるが、俺は十分財産を築いたとしても働くだろうね。今の俺のスペックじゃ、人生楽しめないから。知らないことも多いし、できないことも多い。職種にもよるが、仕事をしていた方がスペック向上には役立つ。
バイクだってそう。移動のことだけを考えれば、公共交通機関を使っていた方が安いに決まってる。だけど、移動が目的じゃない。彼女乗せて走ることが目的じゃない。女を惹きつけるための道具でもない。俺自身の満足のためだ。アメリカンバイクで夜の湾岸道路を走っている絵柄がカッコイイのだ。俺は、そのドラマの主人公になりたい。ただ、それだけ。乗り物を買うんじゃないんだよ。夢を買うんだ。
女性だって同じ。何も女性を拒絶してるわけじゃない。その証拠に今でもアイドルのライブは行ってるし、ハマってる。
俺が問題にしてるのは、女性をGETするための手段の話。媚びたり振り回されたり頭下げたりするのが、絵柄として好きじゃない。そこのドラマの主人公にはなりたくない。俺が歩く後ろをついてくる人は歓迎するが、俺が追いかけるのは違う。ついてきたけりゃ勝手についてくればいいと思ってるけど、そんなヤツがいるはずがない。だから、いらないと言っているだけだ。日常はこんなめんどくさい説明はしないが。
この前の日光の旅行の時に思ったけど、ウチの秘書はよくできてると思うわ。ヤツはあいにく男だし、俺にはそういう趣味はないが、行動だけ見ればああいう女性がいてくれたらいいと思ってる。ヤツは絶対俺の前は歩かない。並んで歩くこともほとんどない。必ず何歩か後ろを歩いている。基本的には俺が決めたことに口出ししない。聞けば一応意見は言うが、最終的には俺に決定権がある状態。一緒にいながらでも適度に1人にしてくれるし、万が一俺が間違った選択をしてもあれこれ文句を言わない。もちろんヤツも完璧じゃないが、基本的にはああいうスタンスでいてくれると助かる。出しゃばる女が多い昨今、かえって男の方がああいうスタンスでいてくれるのではないかと思った。俺はそういう関係の「絵柄」にしておきたい。
とはいえ、人生は設計通りに進まない。描こうと思っていた色のペンが急にインク切れになることもあるし、何かの拍子に思わぬ色が生まれる場合もある。その度に、設計図の書き直しだ。俺はその時その時に、最高のデザインをするだけだ。デザインを決めることこそが重要で、それを後生大事に守り続けることには意味がない。
今、「決める」こと。
それが、俺にとって、今を生きるということだ。
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