ベースプロジェクト特集第3弾!
ついに、本題に入ろうではないか。
この前のPodcastでも話したが、もう少し掘り下げて、色んなものを見せながら書こうじゃないか。とりあえず、現地点の理想として。
上京して3年半。俺が住んでいるのは江東区亀戸・・・といっても、近くの橋を渡ればすぐに錦糸町という東京から見ても結構都会的な所だ。下町と形容されたりする場所でもあるが、近代的な高層ビルやマンションが立ち並ぶ、田舎では決して見られない風景だ。最近は近くにスカイツリーができたことにより、この辺りの観光客も増えているように感じる。
俺は今の暮らしに満足している。これこそ、俺が高校時代に憧れた暮らしだ。東京23区に住み、近くにJR線も地下鉄も走っていて、秋葉原にも東京駅にも10分もかからず出ることができる。店はたくさん立ち並び、買い物をするにも食事をするにも困らない。場所が場所だけに、錦糸町駅にも亀戸駅にも徒歩で行ける。新宿までの定期を持っているため、新宿にも途中の街にも行き放題だ。
住んでいるマンションだって、俺の憧れ以上だった。まさか2ケタ階という中高層階に住めるとは思わなかったし、エントランスだって最高だ。徒歩10秒のバス停では待たずにバスに乗れ、周囲の道も広くて、かといって緑や水辺など自然も豊かで言うことない。家賃など両親に払ってもらっているのでそれについては頭が下がるが、場所のセレクトやマンション選びは、高校在学中からじっくり時間をかけて、ネットで収集したデータや現地に足を運んで身に付けた土地勘をもとに、全て自らの判断で決めたもの。俺のやり方は間違ってなかったんだと心から思えたし、自信にもなった。そして、その果実を思う存分享受できている。
ただ・・・
いつまでもこんな生活が続けられるわけがない。
そして、いつまでもこのライフスタイルを続けていていいわけがない。
まず、金銭的な問題。コストパフォーマンスは確かに良いものの、決してここの家賃は安いとは言えない。就職して、少なくとも数年は、今の家賃を払い続けていく自信がない。もう少し家賃の安い場所に引っ越さなければならない。そもそも、ここの借りている名義は俺じゃないし。18の時に来たからね。
また、ここでクルマを持つのにはハードルが高い。マンション内にあるタワー駐車場の月額使用料は約3万円だ。これを払ってまでクルマを持つ意義があるのか、と思いたくなってしまう。でも、今後、クルマが必要になってくるのも明らかだ。ショッピングセンターなどに行ってせっかく欲しいものを見つけても、大きかったりかさばったりすれば、電車で持って帰ることは不可能。かといって、配送を頼むほどではない。いつも歯がゆい思いをしている。クルマで来ていれば・・・と何度思ったことか。
そして何より。ここは狭い!いや、実家も十分狭いのであまり言えることではないが、1Kで洋室7帖、総面積25㎡。いわゆるワンルームマンションにしては、平均か平均より少し大きいくらいであるが、ずっとこんな狭い空間にはいたくない。もっと広い家に住みたい!!その思いから、このプロジェクトは始まった。
東京で1人暮らしをしてみて思ったこと。使う店は限られているということ。
つまり、自分が使う店さえ近くにあれば、そこまで店がたくさん立ち並ぶ必要もないし、汚い繁華街は不衛生かつ害虫が出るので避けたい。、幸い、ここではそれらの害虫をお見かけすることは今までなかったが。(実家の建替時の仮住まいのボロアパートがヒドかった・・・俺の胃炎の原因)
かといって、通勤に時間がかかり過ぎたり、不便だったりする所では困る。そこで、各路線の様々なデータを算出することにしたのだ。木更津ベース計画が破談する際におけるバックアップの第二候補、第三候補のために、未だに研究を続けているのだ。
条件をまとめてみよう。
・今より広い家に住みたい!(最低1LDK、できれば2DK以上)
・通勤に支障をきたさない所!(交通での移動時間片道1時間以内)
・自然がそれなりに美しい所!
・食品系スーパー、生活用品系スーパー、ファストフード、薬局、コンビニが近くにあること!
・住宅の細かい条件はいつも通り。バス・トイレ別、バルコニー付、築15年以内、南or南東or南西向き、周囲の道路の道幅が狭すぎないこと、なるべく坂の少ないフラットな街、そして今回は、利用料数千円程度の駐車場付物件。
・家賃は管理費込で5~6万円台。
上の条件を通しながらも、今回は「海の近くがいいな~」なんて思ったものだ。だから、最初に「千葉みなと」「稲毛海岸」あたり、京葉線沿線が頭に浮かんだのだ。もちろん、それらも今でも第三候補にはしてあるが。
神奈川の方も探した。川崎、鶴見、横浜、金沢区、横須賀、三浦半島・・・最悪、遠くても平塚、茅ヶ崎、いや、国府津や小田原くらいまで行けば安いだろうなんて思って探した。が、神奈川県は高い!非常にコストパフォーマンスが悪い。あと、物件が古い。神奈川県は、すぐに却下だった。必然的に、千葉県から選ぶことになる。やっぱり、俺の言う「西高東低」家賃の原則は不変なのだ。
海の近くと言うと、最近では津波や液状化の心配から嫌う人がいるが、俺の街選びの条件の「フラットな地形」を選びたかったら、必然的に臨海部になる。これは地理をやっていたからよくわかる。海から離れた台地は、傾斜がキツイ箇所が結構ある。また、もっと大きいスパンで見ると、山の中のフラットな部分は「盆地」である。空気が逃げにくく、夏にとても蒸し暑くなる。京都や甲府などがそうだ。海に面していると、いつも新鮮な空気に触れられる。東京23区でもそうだ。江東区と練馬区や世田谷区の気温は違う。江東区は海に面しているため、そこまで気温のアップダウンは激しくない。海水は温まりにくく冷めにくいのだ。その上を通る空気が直で運ばれてくるから、そういうことだ。陸地は、太陽の当たり方によって、すぐに気温が上下する。また、特に練馬などの夏はヒドイ。東京湾から北西に向かって吹く風は、東京駅近辺のコンクリートジャングルの熱を吸い、新宿の熱や有害ガスを吸い、練馬まで吹いてくる。しょっちゅう光化学スモッグ警報なり、猛暑なりになるのはそういうこと。だから、海の近くの方がいい。
とはいえ、さすがに、九十九里浜などの外房から都心への通勤は酷だ。通勤を考えると、必然的に内房を選ぶことになる。ラッキーなのが、アクアライン。これが都心までの時間を大幅に短縮させる。前の記事で書いた、アクアライン高速バスが、まさにそれだ。本数もそこそこあるし、木更津金田・袖ヶ浦から、東京駅まで40分、横浜駅まで42分だ。品川駅や羽田空港なら更に近い。俺が今、錦糸町から下高井戸までの通勤時間が約40分。自宅からを含めれば約50分。大して変わらない。もちろん、木更津でももっと君津側に住めば、更に時間がプラスされるが。それでもせいぜい1時間程度だ。それも、完全着席の高速バスだ。乗換もいらない。ただ、座って寝てればいい。夕方の東京駅のありさまを見ると、これがどれだけありがたいことか。わずかながらの贅沢だよな。
新興住宅地の開発が盛んなようで、新しくて広い物件がたくさんある。リンクを張っておく(アクセス日時によっては掲載期間終了によりリンク切れの場合あり)が、6万円台で2LDKや3LDKの物件ばかりだ。
・袖ヶ浦、3LDK、65.57m²、1997/08、6.5万円
http://rent.homes.co.jp/detail/bid-37010510049695/
・袖ヶ浦、2LDK、54.45m²、2005/10、6.8万円
http://rent.homes.co.jp/detail/bid-31026990001484/
・木更津、3LDK、65.57m²、2001/03、6.4万円
http://rent.homes.co.jp/detail/bid-31026990000921/
・木更津、2LDK、56.74m²、2008/01、6.7万円
http://rent.homes.co.jp/detail/bid-31026990001560/
おそらくファミリー向けの物件だろう。そんな広い家に俺1人で住む。こんな贅沢な話はないね!
できれば、庭付の物件(少ないが一応ある)だと、庭で農業だったり日曜大工だったり、気兼ねなくできていいんだけどね。収入がもっと高い水準で安定したら、周辺の庭付きの物件に引っ越すというのもなかなか面白いと思う。
今回に限り、気にしなくていいのが、「駅から徒歩○○分」。なぜか。アクアライン高速バスはJRの駅にも停車するが、バスターミナルにたくさん集まってくるからだ。「木更津金田バスターミナル」「袖ヶ浦バスターミナル」は、駅からは遠いが、駐車場がある。皆さん、そこまで自家用車(バイクでも可)で乗り付け、そこからバスに乗る「パーク&ライド方式」をとっているのだ。また、木更津の羽鳥野という新興住宅地の近くには、高速道路上にバス停がある。東京駅行きなら多く停車するため、使える。駅から遠い物件を気兼ねなく選べるため、家賃の相場的には安い地域を選べる。また、地方特有の「駅前はシャッター商店街、ロードサイドの商業施設が栄える」パターンなので、完全なクルマ社会。駅から近くを選ぶ必要がないのだ。
木更津や袖ヶ浦を紹介するサイトとして、こういったものがある。
http://www.arimasu.jp/aqualine/index.html
これは、住宅を購入する人向けの案内だが、地価を比較した地図にはビビる。対岸の川崎市の10分の1の地価なのだ!川越や八王子と比べても、圧倒的に安い。賃貸物件でもその安さを享受できるが、購入する人はもっとその安さを享受できるんだろうな~と思うと、うらやましくなる。
海も近いし、山も近い。まだまだ周囲には畑も多く、都会の息苦しさを感じさせない。もし、海に近い物件を選べたら、朝仕事へ行く前に海辺を散歩してから、軽くシャワーを浴びて・・・なんてこともできそう。
ただでさえ魅力的な地域であるが、更に魅力的な話がある。アクアラインの玄関、木更津金田ICの近くが、大開発されているのだ。その辺一体を「かずさアクアシティ」と呼ばれる。
http://housing.ur-net.go.jp/chiku.asp?CHIKU=125
三井アウトレットパーク木更津金田が、来年(2012)春オープンする。それを核として、近隣にスーパーやホームセンター、病院などが建設され、新興住宅地も開発される。ほとんどが分譲だろうが、中には賃貸もあると期待したい。俺はそこに住みたい!これが俺が木更津ベースプロジェクトを本格的に計画しようと決意した最大の要因だ。
正直、アウトレットはどうでもいい。でも、アウトレットには必ず、いくつかの飲食店があるものだ。そちらの方がメリット。また、それに伴う様々な開発もメリット。これは素晴らしい。海に面した所だし、なかなか面白くなりそうだ。これに伴って、更なる高速バスの拡充も期待したい。
・・・と住宅の話ばかりしてもあれだな。
最後に、買いたいと考えているクルマの話をしよう。
最高にカッコイイね!でも、これ、高いんだよな・・・。この前、実物を見てきたけど、やっぱり最高!
中古なら100万を切るものもある。フォードはロゴがカッコイイし、欲しいよね!
やっぱりBMW。バイクもBMはカッコイイんだよね。シボレーやフォードはアメ車だけど、BMWはドイツ車。扱いはこっちの方がいいかも。
とはいえ、運転がそこまでうまくないし、小さいクルマの方が安心だと思う。それに、オープンカー特有の幌は何かとめんどくさい。雨漏りの心配や幌を切られたりなど。マイカー通勤で乗ってったら、嫌味の対象かな(笑)その点、こういったクーペカブリオレタイプなら、オープンカーにもできるし、普段はクーペとして乗れる。206は中古価格もそこまで高くないし、一応4人乗れるし、まずはここからだなと思う。
ま、今の情勢で行くと、保険の問題とかカネの問題とか色々あるので、実家で父親が乗っているホンダのストリームを譲り受けることになりそうだな。まぁ、いただけるなら頂きたいし、それでカネや知識が貯まって、技能もうまくなったら、自分の好きなクルマ買えばいいかなとも思う。
さて、お次はバイクのお話。
やっぱり、バイク乗りなら誰でも一度は憧れるハーレー。中でも俺はこいつに乗りたい。高いよな・・・。
ウチのマンションの地下駐にも置いてあるドラッグスター。400なので中免でOKだが、この迫力。スタイルもいい。大型免許取ったら、まずはこれから買いたいところだ。
ドラッグスターに負けず劣らず、これもスタイルがいい。俺がバイク雑誌で始めてみたバイクがこれだ。
とはいえ、クルマの保険料も払い、バイクの保険料も・・・といったらかなり大変なのも事実。125ccまでなら、クルマの保険に特約でつけられるファミリーバイク特約でOKだし、自治体によっては125ccまで駐輪場に置けるところもある。ちなみに、俺が今所持している免許でも乗れる。前から欲しがっていたものだが、手始めはこいつを乗り回して、テクニックを磨くというのもアリかな。なんてね(笑)
こういう話していると、「電車は好きじゃなくなったの?」って言われそうだけど、そうじゃないんだよ。電車は、移動手段じゃない。それ自体が、趣味であり、娯楽なんだ。通勤の時乗りたくないのは、電車を嫌いになりたくないからってのもある。空いている時に、ゆったり座って乗りたいものだね。
郊外へ行くのは、何も広い家に住むためだけとか、クルマを持つためだけとかじゃない。日曜大工がしたいんだよ。あと、農業がしたい。家庭菜園的な。これからもっと、自分発信のものをたくさんプロダクトしていきたいんだ。そのためには、それなりのベースが必要なんだ。別に女性と暮らすために2LDKにするんじゃないんだよ。俺1人でいいんだ。広い家を1人占めする贅沢さを味わいたいんだ。実家でもできなかったからさ。もう独身を貫く覚悟はできている。
あと、たまに友達呼んだりしたいじゃない?今まではレストラン行って語り合うとか多かったけど、今度はそればかりじゃなくて、一緒に木材にペンキ塗るとか、「Davyの所の枝豆、結構育ったね~」なんて見に来るとか。海でサーフィンするのもいいじゃない?山へ紅葉を見に行くのもいいじゃない?作られたものの中じゃなくて、自分たちで遊びをプロダクトできる、そんな素敵なオヤジになりたいよ。身体は老けても、心はいつまでも、ガキのまんまで。
俺、きっと、ガキの頃に生き急ぎ過ぎた分を取り戻そうとしているのかもしれない。色んなものをまたいでここまで来てしまった気がする。だから、あえて戻ってみるという選択をしている。あの頃の忘れ物を、取り返すためにね。あの頃は、早く結果が欲しかった。無駄なものはとことん排除して、数字で見える結果さえ手に入ればいいと思っていた。でも、今の俺はそんなのいらない。というよりも、それはもう達成して満腹感を得ているから、もういい。違う所で楽しみたい。だから、今度は、あえて「無駄」を楽しんでみる。なんでかって?「やりたいから」だよ。遊びに理由なんてない。幸せは、数字じゃなくて、感覚だから。
今の俺は、誰よりも楽しい人生を送れる自信があるよ。いや、「誰よりも」って比べること自体、間違っている。今俺が持っている可能性の中で、最も楽しい人生を送れる自信がある。そう言いなおそう。
大きく成長したガキを楽しんでやる。そこに、あるがままに。
コメント