当分保存版!TOKYO LIFEを掴み取れ!2011 ver.

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昨年はPodcastで話したが、今年はブログで書こうと思う。東京に住む際の街選びのコツ&おススメの場所。

コツは昨年書いたからいいな。使いまわしだ。
http://podcast.davystyle.com/100305memo.pdf

ただ、皆様の目的地がわからないから、一般向けに書かせてもらう。今回は、前回に絡めて、新しい街も紹介したい。

今回さらにこだわった所は、「鉄道的にどこが便利か」ということ。これは、前回よりも知識がアップしたので、それにこだわった。
便利といっても、人それぞれ便利ポイントはある。座って通えることが便利だと思う人がいれば、目的地までの所要時間が短いことを便利だと思う人もいる。電車の本数が多いことを便利だと思う人もいるし、乗り入れを色々していて、様々な行き先を持っていることを便利だと思う人もいる。それは、俺の主観で「便利」だと断言することはできない。データは載せておくので、自分で判断していただきたい。

載せるデータとしては、まず、使える路線。都心方面行きの7~8時台出発(朝ラッシュ時)の合計本数。120÷合計本数=何分に1本来るかが算出できる。そして、主要駅までの朝ラッシュ時における所要時間。街の特徴。

これが首都圏の路線図だ。これを見ながら参照していただきたい。

では、紹介していこう。紹介する順番に特にこだわりはない。

・押上
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スカイツリーのある街、押上。東京都墨田区。俺が一貫しておススメしている所だ。
まず、言うまでもないが、2012年(来年)の春、東京スカイツリーがオープンする。スカイツリー本体だけではなく、その下の広大な敷地には、大規模な商業施設が作られる。プラネタリウムや水族館も作られる。今もっとも熱い土地だ。小規模なスーパーも入ると言われている。
また、お隣の曳舟駅には、つい最近、駅前にイトーヨーカドーがリニューアルオープンした。大きな店であり、専門店もいくつか入っている。近くには小規模なスーパーもある。何より、半蔵門線で隣の錦糸町駅に行けば、週末のショッピングも楽しめる。それでありながら、押上近辺は住宅街となっており、静かな街並みとなっている。銀行やファーストフードなどの店も一応ある。

鉄道だが、京成押上線・都営浅草線(相互乗り入れ)、東武伊勢崎線・東京メトロ半蔵門線(相互乗り入れ)を利用することができる。
都営浅草線は8両編成。成田空港・羽田空港を結ぶアクセス特急が停車し、空港アクセスにも便利である。都心方面は日本橋や新橋などの東京の東側を通る。ラッシュ2時間での運行本数は42本。そのうち2本が当駅始発である。日本橋の所要時間は12分。昼間のエアポート快特ならば、さらに短い時間だ。
東京メトロ半蔵門線は10両編成。全てが東急田園都市線に乗り入れし、一部東武伊勢崎線にも乗り入れしている。ラッシュ2時間での運行本数は29本。そのうち14本が当駅始発なので、座って都心に出ることも困難ではない。また、当駅で座れなくとも、3駅先の清澄白河始発電車もあるので、どうしても座りたければそちらを利用するのも良い。
2路線とも、都心に出る電車の中でも、比較的混雑率の低い電車として知られている。積み残しが発生することはまず考えられない。都心にも近く、ゆったり通勤するにはベストポジションだ。

・赤羽
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東京都北区。西口の方はビルとしての商業施設。イトーヨーカドーもある。東口の方はアーケード商店街となっている。ダイエー・西友もあり、買い物に不自由することはない。ここは、隣の駅、川口とセットで考えたい。荒川を渡ると家賃が下がる。川口は、赤羽よりは街並みは新しく、緑もあって、スーパーや商業施設もたくさんある。一駅離れた川口は京浜東北線しか利用はできないが、ラッシュ2時間での合計は35本と頻発なので、赤羽で乗り換えるにも不自由はしないはずだ。

赤羽駅の利用可能路線は、宇都宮線・高崎線、京浜東北線、埼京線、湘南新宿ラインである。少し離れた所に、東京メトロ南北線の赤羽岩淵駅がある。
宇都宮線・高崎線は、都心方面の行き先は全て上野である。一体として考える。ラッシュ2時間での本数は33本。上野までの所要時間は12分である。
京浜東北線は、都心(東側)方面に出るのに使う。10両編成。ラッシュ2時間での本数は43本。上野までは18分。東京までは28分である。
埼京線は、新宿行が多いが、一部新木場行もある。ラッシュ2時間での本数は34本。新宿までは17分である。
湘南新宿ラインは、新宿方面に出るのに使う。ラッシュ2時間での本数は10本。新宿までは埼京線と同じく17分である。
このように、東京の東側にも西側にも1本ですぐに出られる。これが赤羽の最強の魅力だ。

・西新井
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東京都足立区。駅の東側にはイオン。駅の西側にはトスカという駅ビルの中に東武ストア。パサージオ西新井という商業施設もあり、少し歩くとイトーヨーカドーが入るショッピングセンターArioがある。Arioの中にはTOHOシネマズがあり、なかなか主要な映画館となっている。買い物に便利なのは言うまでもない。

当駅で利用可能なのは、東武伊勢崎線のみだ。しかし、東武伊勢崎線は東京メトロ日比谷線と東京メトロ半蔵門線に乗り入れしており、また、急行で隣の北千住駅からは東京メトロ千代田線やJR常磐線快速、つくばエクスプレスを利用することもできる。日比谷線の半分くらいは北千住始発なので、北千住から座って日比谷線を利用することも可能ではある。
東京メトロ日比谷線に乗り入れする電車。8両編成。これは全て各停である。ラッシュ2時間で32本。秋葉原までは22分。霞ケ関までは、日比谷線直通1本だけで行くと40分。急行+千代田線乗換で31分。使い分けが必要だ。
東京メトロ半蔵門線に乗り入れする電車は急行あるいは準急である。10両編成。ラッシュ2時間で15本。大手町まで半蔵門線に乗り入れ1本で行くと36分。千代田線乗換で25分。
浅草行の電車。ラッシュ2時間で15本。浅草まで26分。
北千住止まりの電車。ラッシュ2時間で9本。
このように、行き先が全て違う。単純に北千住に出る目的なら、ラッシュ2時間で71本とかなり多い。複々線になっているおかげだろう。以上を見てわかると思うが、千代田線に乗り換えた方が所要時間は短いので、千代田線にはかなり人が殺到する。隣の綾瀬始発の電車でも座れないどころか、かなりの混雑。性格に応じて使い分けが必要だ。
ちなみに、北千住駅では、つくばエクスプレス以外の乗り換えには、中間改札は無い。つまり、日比谷線直通の定期でも、半蔵門線経由で行くこともできる。ただし、輸送障害が起こった時には注意が必要だ。

・巣鴨
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東京都豊島区。お年寄りに人気の街として有名だ。街のあらゆるものがお年寄り向けにできている。
だが、実際には、北に西友、南にサミットストアとスーパーもちゃんとあり、一歩離れると閑静な住宅街。六義園という庭園もある。
10分歩けば駒込駅。もう少し時間はかかるが、大塚駅も遠くない。「どうしても山手線沿線に住みたい!」という人には良い街だと思う。
つい最近まで、「山手線沿線なら田端や日暮里」と言っていたが、どうやら巣鴨・駒込の方が都合が良さそうだ。

利用可能路線は、山手線と都営三田線。
山手線。11両編成。ラッシュ2時間の本数は、内回り(新宿方面)が42本、外回り(東京方面)が47本。池袋までが5分。新宿までが14分。東京までが19分。昼間も本数が多いのは嬉しいところだ。
都営三田線。6両編成。ラッシュ2時間で34本。水道橋まで9分。大手町まで13分。
両方とも朝座るには難しいが、都心への近さは魅力である。

・蒲田
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東京都大田区。駅ビルとなっているのは、グランデュオ。食品からファッションまで何でもそろう。東急プラザ、アロマスクエアといった商業施設もあり、食品系スーパーも近くに3つある。アーケード商店街もある。ただ、パチンコ店や風俗系も盛んであるため、オシャレとは言いにくいかもしれない。利便性は素晴らしいと思う。

利用可能路線は、京浜東北線、東急池上線、東急多摩川線、少し離れた位置から京急本線、京急空港線。羽田空港に近い。このうち、東急池上線と東急多摩川線、京急空港線は通勤では使わないだろうから解説を省く。ちなみに、東急池上線に少し乗っていくと、御嶽山という駅がありそこにはイオンがある。
京浜東北線。ラッシュ2時間で46本。そのうち11本は当駅始発。頑張れば座れそうだ。日中も1時間に1本は当駅始発である。品川までが10分。東京までは20分。
京急本線。快特・特急・エアポート急行はラッシュ2時間で32本。各停は12本。朝に限っては快特・特急・エアポート急行の品川までの所要時間は同じで10分。昼間は快特は6分。各停だと品川まで24分。このうち、ラッシュ2時間で23本は泉岳寺より都営浅草線に直通している。新橋までは25分。

・成増
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東京都板橋区。西友・ダイエー・東武ストアと3つスーパーがある。商業的には問題ない。ニトリも近くにある。

利用可能路線は、東武東上線、東京メトロ有楽町線・東京メトロ副都心線だ。
東武東上線は池袋行だ。ラッシュ2時間での本数は、急行が7本、通勤急行が6本、準急が11本、各停が23本で、各停のうち10本が当駅始発である。座れるはず。急行系の池袋までの所要時間は12分、各停は24分だ。
東京メトロ有楽町線・副都心線は、近くの地下鉄成増駅から一体として運行されている。池袋から行き先が違うだけだ。ラッシュ2時間での本数は、副都心線に入るものは各停が11本、通勤急行が7本。有楽町線に入るものは28本。池袋までの所要時間は15分。飯田橋までは27分。新宿三丁目までは、各停で28分、急行で21分である。
単純に池袋に出るのが目的ならば、ラッシュ2時間で93本もある。ただし、駅も会社も違うのでご注意を。

・青砥
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東京都葛飾区。ユアエルム青戸という商業施設があり、京成ストアがあるようだ。また、近くにスーパーがもう1件ある。
実を言うと、そんなにおススメではない。しかし、「押上のメリットを享受したいが、押上には住めない」「どうしても座って通勤したい」という人にはこちらを勧める。

利用可能路線は、京成本線・京成押上線。
都心に出るには、京成押上線が便利だ。押上から都営浅草線に乗り入れしている。ラッシュ2時間で42本。このうち特急系が19本、各停が23本。各停のうち10本は当駅始発である。日本橋までの所要時間は、特急系が20分、各停が26分と大差ないため、両方使える。座って通勤も可。昼間の浅草線内でも特急運転するものについては、所要時間は15分となっている。
京成本線。日暮里や上野方面はこちらを利用。ラッシュ2時間で28本と押上線より少ない。そのうち、快速は1本、特急系は6本、各停は21本。本線はこの時間は青砥始発はないが、各停のうち6本は隣の京成高砂始発である。京成上野までの所要時間は、通勤特急で18分、各停で21分である。

・清澄白河
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東京都江東区。赤札堂というスーパーが1件、清澄庭園と歴史博物館があるという、閑静で歓楽的なものはない街だ。
「都心に近くて、座って通勤できる所は?」「電車が比較的空いている所は?」と聞かれて答えるのはここか押上か、白金高輪くらいだと思う。少し自転車を走らせれば、木場の大きなイトーヨーカドーを利用できる。

利用可能路線は、東京メトロ半蔵門線と都営大江戸線。
東京メトロ半蔵門線は、都心方面に出るものはめちゃくちゃ混んでいるというわけではない。また、ラッシュ2時間で39本のうち、12本は当駅始発である。ただし、押上や錦糸町で座れなかった人で永田町や渋谷方面に向かう人が多数始発を待つので要注意。大手町までは7分という近さ。
都営大江戸線。上野御徒町・新宿西口方面は、ラッシュ2時間で24本。うち5本が当駅始発である。上野御徒町まで9分。こちらは比較的空いている。座れる可能性高い。汐留・六本木方面は、ラッシュ2時間で32本。うち9本が当駅始発である。半蔵門線からの乗り換えが多い。
家賃は高めで物件が少ないので、見つける際には頑張るしかない。

今年の紹介する街は以上です。ぜひ、参考にしてみてください。

<参考>
ラッシュ2時間の電車の本数。
12本・・・10分に1本。
30本・・・4分に1本(昼間の山手線くらい)。
60本・・・2分に1本(丸ノ内線ラッシュ時・単独路線としては日本一頻発)。

所要時間
15分・・・中央線快速、東京―新宿。
30分・・・朝ラッシュ時の京王線つつじヶ丘―新宿(急行)。

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