なぜ今「小沢」なのか

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民主党の代表選、今日告示のようだ。14日に決まるんだったかな?現首相の菅直人氏と、前幹事長の小沢一郎氏の一騎打ちだ。マスコミは円高・株安問題よりも、代表選で忙しい。

さて、日本の総理大臣を決める民主党代表選。今回、俺としては、小沢一郎氏を支持する。

世論調査によれば、「国民」の7~8割は菅氏支持、2~3割が小沢氏支持のようだ。菅氏支持の理由としては、「首相を頻繁に変えるべきではない」「反小沢を掲げているから」という消極的肯定の意見や、「小沢氏は政治とカネの問題でまだ説明責任を十分に果たしていない」「小沢氏は嫌いである」といった小沢氏否定からの消去法的支持といった意見が多いようである。

しかしながら、なぜDavyは小沢氏支持なのか?
まず、積極的肯定の意見から。小沢氏は「豪腕」と呼ばれるほど力がある。20年くらい前に、47歳の若さで自民党幹事長に就任するなど、長年最も「政治」について知っており、またその世界を戦いぬいて来られたのは小沢氏だ。「政策」について十分知っておられるかは疑問ではあるが。近年、リーダーシップが欠如した総理大臣が続いていることを考えれば、そういった力のある小沢氏を求めるのは時代の要請である。特に、最近の円高・株安に対して、政府・日銀の対応は後手後手に回り、効果的な対策を打ち出してこなかった。結果として、日本は1人負けの状態である。アジアで景気が悪いのは、日本と北朝鮮だけだとも言われている。こうした状況を打開できるのは、強力なリーダーシップをお持ちの小沢先生しかいない。ぜひ、半分独裁的になっても良いから、強いリーダーシップの下で、日本を危機から救っていただきたい。

そして、菅氏否定の理由。まず、先程申し上げたような、急激な円高・株安に対して迅速かつ効果的な対策を打ち出して来なかった。何かをやって失敗したのではなく、何もやらなかったということに等しい。菅氏というより、菅内閣。「(為替の動向を)注意深く見守る」「然るべき時期がきたら対策をする」こういった発言が相次いだ。見守るだけなら、俺にでもできる。然るべき時期?今じゃないのか?こういった無為無策内閣は一刻も早く退陣すべきである。

次に、責任を取らない、けじめをつけていないこと。7月の参院選で、民主党は負けたのである。わかりやすく言えば、「国民によって否定された」のである。その結果に対して、菅代表をはじめ、枝野幹事長、安住選対委員長は責任をとって、お辞めになるべきではないだろうか?それなのに、誰1人責任を取らずにずっと居座る。自らの党に対して責任を取れないような連中が、国に対して、国民に対して政策失敗の責任など取れるわけがない。無能な総理、無策な内閣に居座られるほど、国民に対して迷惑な話はない。一刻も早く、「責任をとって」お辞めになるべきだ。

さらに言うならば、菅氏支持理由の「首相を頻繁に変えるべきではない」という意見もおかしい。適切な人に適切なポストを与えるというのが、もっとも適切な話ではないだろうか?上記の理由で、不適切な人を居座らせるのが、本当に国益につながるのだろうか?本当に適した人が見つかるまで、頻繁に変えて試行錯誤をするのも悪くはないと思うのだ。そして、適切な人に長くやってもらえれば良い。「コロコロ変えると海外にナメられる」と言う人もいるが、おかしな人がトップに就く方が「海外にナメられる」と思いますが。

また、小沢氏否定の「政治とカネの問題で十分な責任を果たしていない」というのも、マスコミのフレーズをそのまま横流ししたような愚かな意見である。もう、十分説明しているではないか。俺なんか、「そんな説明、聞き飽きた」と思っているくらい。では、小沢氏がどのような発言をすれば「十分な説明責任を果たした」と言えるのだろうか?きっと、「国民」は、小沢氏が「ごめんなさい」と言うまで、「十分な説明責任を果たしていない」と言い続けるのだろう。結局、求めているのは、「説明」ではなく、「謝罪」ではないのか?ならば、そのようにハッキリ言うべきである。本来なら、そういった「政治とカネ」の問題は、「議員として適切かどうか」の判断基準にはなり得るが、「首相として適切かどうか」の判断基準にはなり得ないと考えるし、そもそも、仮に小沢さんのあの件が不正なものだったとしても、国民は誰1人として被害を受けていないのである。円高・株安の方が、よっぽど国民にとって甚大な被害だと思うのだが。

まぁ、とはいえ、俺としても小沢氏が総理大臣として「最適」だとは思っていない。菅か小沢かと言われれば、「小沢」と答えるだけで、もし世論調査の電話がきたら「どちらも不適切」と答えるつもりだ。いや、そもそも民主党自体が政権与党として不適切。政策の方向性がDavyとは違う。やっぱり、渡辺喜美みんなの党代表に総理大臣はやっていただきたい。その思いは変わらない。しかし、今はまだ時期が早過ぎる。次の衆院選で3ケタもらってからだ。参院については、3年も待てないので、自民・民主の分裂組から「アジェンダの合う人だけが」合流する形で、過半数に達していただければ・・・と思う。本当に求めるのは、「小沢政権の存続」ではなく、菅内閣を潰して、小沢総理の下で「衆議院解散」を行ってもらうことである。

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