2014謹賀新年

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あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。

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今年は申し訳ないが、年賀状をお送りしていない。
昨年2月に愛犬を亡くし半分喪中みたいな所があるというのを言い訳にさせてもらっているが、年末は忙殺されて用意ができなかったというのが本当のところだ。
正式な挨拶はこちらでさせていただく。

この文章は年が変わる前に書いているので、2013年を少し振り返ってみよう。

一言で言えば「激動」の年だった。年初と年末では、まるで違う人生を生きているかのように、全く外部環境が変わった。
もっともわかりやすい所を言えば、「学生」から「社会人」になった。本当の意味で「大人」になったわけだ。
当然、使えるカネの量も質も違う。自由度は増し、今まで手が届かなかったものに手が届くようになった。
それから、周りの人間関係。公私ともに、関わる方々の年齢層の幅は広がり、男女比率も男性偏重から徐々に解放(?)されていった。

サビついていた歯車が少しずつ動き出す瞬間。久しぶりに訪れた春に、俺はこんな決意をした。
「失われた青春を、取り戻す。」
俺は、普通の人が送ってきたであろう「青春」を過ごしてはこなかった。15歳までは静高に行くことだけに、高校時代はfqtとしてのビッグバンに、大学時代は自分の好奇心の赴くままに、全てを懸けてきた。胸がときめくような経験は、そんなにしてこなかった。大学4年の時には、自分はそういうものがない星の下に生まれたのだと思い、1人で生きていく決意すらした。

だけど、俺だってもう「普通の人」に成り下がった今、普通の人が掴めるであろう幸せを掴みたい。そう思った俺は、「今からでも青春、できるよな?」と自分に問いかけ、まるで高齢になってから定時制高校に通う人みたいに、恥を忍んで歩き出すことにしたんだ。某アニメの主人公とは逆の「身体は大人、頭脳は子供」みたいな状態で、右も左もわからない中、経験豊富な友人にアドバイスを求めながら、ゆっくりゆっくり歩いてきた。懐かしかった。キラキラした眼をして、「あの娘に振り向いてほしい」と必死になっていたあの頃を思い出した。と同時に、物事を始めるのに早い遅いなんてない、青春時代とは年齢が決められているものではなく、自分で決めて走り始めた時がスタートなんだと思えるようになった。不安だったんだ。「いい歳して、世間知らずもいいところだ。こんな俺で大丈夫なのか?」と自信を失っていた。かつて「俺についてこい!」と肩で風切って歩いていた男が、周囲に弱音しか漏らさなくなった。身につけた優しさは弱さにすり替わり、1人でBARに行く頻度は次第に増えていった。

その後の話は割愛する。現在進行形の中で、まだ語りたくはない。ただ、1つ言えることがあるとすれば、「失われた青春」は取り戻すどころか、かつてないほど良い形で新たな1ページを築くことができた気がする。最高の記念日を過ごすことができた。俺が勝手に大切な人だと思っている人とともに。心から感謝したい。俺の人生にまた1つ、可憐な花が咲いた。

2013年は本当に素敵な出会いがたくさんあった。俺の宝物が、また1つ、また1つ、どんどん増えた。人付き合いは下手くそな俺だけど、本当は大好きなんだ。人と関わるのが。だけど、不器用だしプライドが高いから素直に心を開けない。時には意図しないところで傷つけてしまう。もっと素直になっていいのかな?自問自答しながら歩き続けている。

2014年は、カッコ悪い俺ももっと知って欲しい。プライドに負けない素直さが欲しい。
ロジックだとか体裁だとかそんなんじゃなく、自分に正直でいたい。
それが俺の2014年の目標であり、夢です。

本年もよろしくお願いいたします。

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