2013.4 都バス改定について

この記事は約5分で読めます。

今日のTwitterで見た都営バスの路線変更などについての情報。
http://www.kotsu.metro.tokyo.jp/newsevent/news/bus/2013/bus_i_201303012_h.html

何でもないように見えるが、かなり深刻な改定(改正、改悪両面において)であるので、俺の衝撃度順に自分に関係あるものだけ少し整理してみよう。

①虹01系統の廃止

【日経新聞】都バス、唯一のレインボーブリッジ路線を4月廃止
http://www.nikkei.com/article/DGXNZO52118790V20C13A2L82000/

 都営バスで唯一、レインボーブリッジを渡る路線「虹01系統」が4月のダイヤ改正で廃止になる。東京都交通局のバス事業リストラの一環。乗客が少なく不採算だったうえ、昨年から港区が主導して似たルートの路線バス運行を始めたことが追い打ちをかけた。
 虹01はJR浜松町駅と東京ビッグサイトなどを結ぶ路線。途中でレインボーブリッジを渡ることから、数ある都バスの運行系統の中で唯一「虹」の称号を持つ。1993年のブリッジ開通に合わせて運行を始めたが、途中の乗客の乗り降りが少ないこともあり運賃収入は低迷。慢性的な赤字だった。

都バス一日乗車券や都営まるごときっぷ等で愛用していただけに残念。お台場地区から内陸部の方に出るのに使っていた。ゆりかもめやりんかい線は高いので、普通に乗っても200円、一日乗車券の範囲に入っているこの路線は助かっていた。
レインボーブリッジ(一般道路部分)を走るだけあって、バス通の間ではかなり有名な路線。ゆりかもめではまともに景色が見えないが、これは道路を走るため眺めが良かった。
記事を読むといかにも利用者数が少ないように思われるだろうが、車内は俺が乗る時にはいつ乗っても混雑していた。ただ、記事にある通り、「途中の乗客の乗り降りが少ない」というのは当たってる。都バスというのは均一運賃制。短距離でも長距離でも同じ200円。短距離ユーザーが多くて乗降が激しい路線の方が儲かる。ところが、虹01はロング狙いが多く、特に芝浦側の停留所で乗降する人は少なく、お台場側から乗るとほとんどの乗客が浜松町まで乗る。これが痛かったんだろうな。お台場レインボーバスが代わりに運行するが、都バスでないため一日乗車券などは使えない。残念だ。

②東98から都バス撤退
http://www.tokyubus.co.jp/top/news/000552.html

23区内での都バスの中では、最長路線ではないだろうか。東京駅から出て、日比谷、東京タワーを通り、目黒駅方面に抜け、目黒通りを西進し、碑文谷、都立大学駅方面から等々力まで行く長い長い系統。1回だけ使ったことある。それも等々力駅から東京駅までというほぼ全区間。非常に長かった。途中で運転士の交代もあった。だが、たった200円であの距離を走るのは非常にお得感のあるものだった。電車で行くと約40分340円。もちろん電車の方が速いのは間違いないが、乗っているだけで都内の観光スポットを色々回れるだけあって、ぜひとも続けてほしい路線だった。今後は東急バスが単独で運行することになるが、都バスの一日乗車券はもちろん使えない。就活の時にお世話になっただけあって、残念な話だ。

③東急エリアからの都バス撤退
http://www.kotsu.metro.tokyo.jp/newsevent/news/pdf/2013/bus_i_20130301_system_15.pdf

宿91系統の運行区間短縮。路線図を見ればわかるが、世田谷区の小田急線以南への都バス乗り入れが無くなる。宿91は新宿駅西口を出て丸ノ内線に沿って西進し、東高円寺駅過ぎたあたりで南へ方向転換。方南町、代田橋、新代田へ向かう。今回の改定はこの新代田(京王井の頭線)までの短縮となる。現状では、さらに南進し、若林(東急世田谷線)、上馬(東急田園都市線駒沢大学駅の東)、目黒区柿の木坂手前の駒沢陸橋までの運行となっている。乗ったことは無いが、このロングランも試してみたかった。

④六本木けやき坂停留所の廃止
http://www.kotsu.metro.tokyo.jp/newsevent/news/pdf/2013/bus_i_20130301_system_22.pdf

反96系統は、五反田駅を出発し東進して御殿山を通り品川駅高輪口に向かう。大崎を通る山手線とは違い、かなりのショートカットだ。泉岳寺、魚籃坂(白金高輪駅近く)、麻布十番駅を通り、六本木ヒルズへ向かう。現状では循環系統なので、麻布十番駅を出た後は往復で経路が違う。麻布十番から六本木方面に向かう際に、従来では冬のイルミネーションで有名な六本木けやき坂を通るのだが、そこを通らなくなり、復路の経路(飯倉片町、六本木駅方面)に統一されるということだ。六本木に向かう際に、山手線東側から行く際のポイント。有楽町なら日比谷線、新橋なら都01系統、浜松町なら大江戸線、田町ならちぃばす、品川なら反96系統。ちなみに、品川駅の都バス停留所名称は、出口の名称と同じになった。
品川駅前⇒品川駅高輪口
品川駅東口⇒品川駅港南口

⑤都05系統経路変更
http://www.kotsu.metro.tokyo.jp/newsevent/news/pdf/2013/bus_i_20130301_system_01.pdf

都05の晴海以南は土休日のみの運行だった。東京駅を出て銀座、築地、晴海に出て晴海埠頭に行くのは毎日走っているが、晴海トリトンを出て晴海大橋を渡り、市場駅前を通り、有明を抜け、お台場、東京テレポート駅へ行くのは土休日のみ。今度の改定では、晴海トリトンを抜けて行くルートを平日も運行。その代わり、晴海大橋を渡った後は新豊洲駅(新設停留所)を通り、そのまま首都高10号晴海線に沿って直進、有明Garden City予定地手前で海01系統等と同じ経路に移り、有明一丁目を過ぎると左へ曲がり、東京ビッグサイトへ向かう。この影響か不明だが、海01系統の東京ビッグサイト行は無くなり、全部東京テレポート方面(朝晩は有明一丁目止あり)に統一される。湾岸関連で言えば、門19系統が国際展示場駅行が東京ビッグサイトまで延伸される。

⑥葛西駅バスのりば変更
http://www.kotsu.metro.tokyo.jp/newsevent/news/pdf/2013/bus_i_20130301_system_42.pdf

かなり大きく変更した様子だが、俺に関係ある重大な変更は1つ。錦25系統(FL01系統)、つまり錦糸町駅に向かう系統は、南側のバスロータリーではなく、東西線ガードをくぐった北側の東京都民銀行前のバス停に移動したということだ。ちょうど逆の葛西駅前行が北側で降ろされていたので、統一した格好か。少し乗換がしにくくなった感じが否めないが、発進はスムーズになる。

都バス路線図
http://www.kotsu.metro.tokyo.jp/bus/map/BusMap.html

コメント

タイトルとURLをコピーしました