就活の時、俺はどうしたか

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先日、大雪の日、かつての戦友と再会した。俺が1を言えば10をわかってくれるような、素晴らしい友人である。
そんな彼にした就活時代の話を今一度整理しておこうと思う。

今日はそんなに面白い話ではないかな?(笑)
BGMからいくか。

きっと For You! / iDOL Street w-Street NAGOYA

SUPER☆GiRLSの妹分、ストリート生の名古屋チームの曲。こういうバラード系はNAGOYAにピッタリだな。俺はスト生の5チームの中ではNAGOYA推しだからね。外見だけで言っても、最も俺好み。意地悪な言い方すると、「ハズレ」がいない(笑)スト生では現状ではちさるん(伊藤千咲美)推しなんですよ(●°▽°●)
正直、SAPPOROなぎち(大関凪)と迷ってる・・・。

今度、彼女たちのイベントにも行こうと思ってる。

iDOL Streetストリート生 定期公演@TwinBox AKIHABARA
全国ストリート生ステージバトル 1st STAGE 『ストリーーーーーグ』
http://idolstreet.jp/news/20130111.html

ストリート生5チームがリーグ戦のように対戦して、優勝を決めるライブ。
NEWS  iDOL Street
①1/21(月) 名古屋 vs 大阪
③2/3(日) 名古屋 vs 福岡
★2/11(祝月) GEM(ジェムスター)
⑥2/25(月) 東京 vs 大阪
⑦3/4(月) 札幌 vs 東京
⑩3/25(月) 名古屋 vs 札幌

なんとか上記日程くらいは行けたらいいなと思ってる。ホントは札幌vs福岡(3/18)あたりも見たいんだけどね。ただ3/20に静岡でHOTEIさんのライブがあるから、このあたりの週で帰省しようと思って。3/23には渋公でSUPER☆GiRLSのライブだから、3/22までには東京に戻っていたい。となると、3/18にアキバに出るといわゆる「不自然な日程」になっちゃうんだよね。御両親にはアイドル好きは隠しているから、できれば不自然な動きは避けたいところ。幸いSUPER☆GiRLSのライブの時には東京モーターサイクルショーがあるだろうから、これを理由に早めに戻ってこれる。隠れキリシタンみたいで、大変ですわ。

じゃ、実家にいる時に例えばTVにSUPER☆GiRLSが出る場合、どうしているか?リスクを考え、東京で録画だよね。で、実家では何となくチャンネルを変えておく。彼女たちが出るシーンになっても、表情は変えずに真顔で見てる状態。心の中でmix打ちながら(笑)気を遣ってるんですよ。前にも言ったかもしれないけど、最後に家で女の子の話をしたのは小1の時。1997年。15年間一切封印。もちろん、このサイトの存在だって知らないだろうし、それを前提にやってる。たった一人の息子だから、孝行息子でいてやりたい。イメージを壊したくないんだ。

——————(きりとりかたそ)——————

使ってみた(笑)スパガファンなら、元ネタはわかるはず。

さて、前置きが長くなったので、本題に入ろう。就活のアドバイスとかで彼に話した話の概要。
1月中旬のこの時期は、説明会の予約に奔走してたね。あと、早い所ではエントリーシート書いたり。
となると、もうこの時期には既にプレエントリー、つまり受けようと思っている(興味を持っている)企業の選定は終わらせておかなければならないわけだ。早い業界では2月には本格的な選考がスタートするわけだから。

ただ、困ったもので、多くの文系学生にとっては、行きたい業種もやりたい仕事も漠然としたものしか描けていない。俺もその1人だった。そして、世の中に対する漠然とした不安・不信感。企業選びも悩む。しかしながら、学生時代とは違い、社会人は自分で稼いでメシを食っていかなければならない存在。夢とかプライドとか多少犠牲にしてでもやらなくてはならないこともある。また、この就職難の時代。10社20社受けただけでは、到底内定なんか得られない。一部の例外的な天才を除き。

ポイントを整理しよう。
・やりたい仕事が無いor漠然としている
・やりたくない仕事が存在する
・夢や希望を持ち続けたい
・まずは食うに困らない仕事を見つけないと
・将来性のある企業がいい
・できれば給料もたくさん欲しい
・就活はしたくないが、数多く受けないと受からない
・大企業の方が安定していそう

理想は尽きないが、全てを叶える手段もないのが事実。そこで、優先順位をつけるわけだ。
俺の場合・・・
・激務はイヤだ
・当面10年間の必要生活費(※後述)をくれる企業
・転勤はしたくない。東京にいたい。
・規模は小さくていいから、入社・出世競争が激しくない所
・営業はできれば避けたい
・年収は平均以上欲しいが、そこまで高くなくてもいい
・内定もらうためには、多くの会社を受けるのはやむを得ない
・会社の知名度は無くていい

自分の希望がハッキリしてくれば、ある程度絞れる。これは、就活だけじゃなく全てにおいてそうだが、「自分の本当に欲しいものは何か」を明確にすることからスタートする

拓郎さんも言っているだろう。「君の欲しいモノは、なんですか?」と。

流星 吉田拓郎

戦略を立てるには、まずはターゲティング。ターゲットを明確にすることでやるべきことが見えてくる。

例えば、前述した「生活経費」の話。大学生の今でも1人暮らしをしているから、毎月いくらかかるのかわかってる。恥を忍んで、ざっくりした家計を公開しよう。万円単位(四捨五入)までだが。

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若干多めに見積もった感じだが、これでいこう。もちろん、社会人になれば税金や各種保険料の支払いも必要だから、手取りで最低でも21.5万もらえる所じゃないと困るわけだ。
とはいえ、多くの企業の初任給は20万円。当然のごとく、手取りはそれよりはるかに少ない。つまり、多くの会社では俺は暮らしていけないというわけだ。

節約して支出を抑えるという方法もある。例えば家賃。江東区の某中高層マンションの中高層階だが、もう少し郊外に行けば似たようなグレードでも1万円程度は浮く。物件のグレードを落とせば、もう1.5万は浮く。そして、食費。4万かかる月など現状でもたまにしかないのだが、自炊中心の生活に切り替えれば1万は減らせる。また、娯楽費。主にライブ代だ。1回のライブの平均が約7500円。だいたい月2回行く予定で、これにCDやDVD買ったり、PC周辺機器を買えば2万ちょっとかかる。ライブを月1回に減らせば約1万は浮く。

以上をまとめれば、21.5-4.5=17
月17万。これが限界。月給20万で手取りがこのくらいかもう少し少ないくらいだ。

そこで目を付けたのが、住宅手当。家賃補助と呼んだり借り上げ住宅制度をとっている所もある。寮や社宅を用意している所もあるが、できれば住居は自分で選びたい。
ここで2万以上補助があれば何とか計算できる領域になる。以上のことから、各企業の初任給の額と住宅手当の詳細を調べることにしたのだ。俺の場合、Accessを使って表にまとめ、基準に達していない企業はどんどん切り捨てた。住宅手当の額を調べるのは相当骨が折れたが、友人の協力や様々な情報源を元に、徹底的に調べ上げた。

次に、仕事内容で分類。やりたいことが明確でなかった俺は、「やりたくないこと」を除外する方式をとった。メーカーの営業はイヤだ。流通系やサービス系も行きたくない。金融系か公社・団体系、インフラ系に絞り込んだ。他の業種の企業も少しは見たが、やりたくないものはやりたくない。長く働ける業種に就きたかった。

金融でも、銀行や証券会社はイヤだった。銀行は平均年収は高いが、最初の4~5年はかなり低い。上記の「生活経費」に達していない企業がほとんどだった。出世競争も厳しいし、激務。転勤は避けられない。営業要素も少なくない。証券会社はいわゆるブラック。離職率が高い営業に回されることは必至。保険会社も転勤は多いし、面倒な案件を扱うことも多い。興味があったのは、カード業界だった。もちろん、カードにも営業はあるが、俺のアジェンダと一致していた。現金のいらない世の中を作ろうというスローガンは、共感できるものがあった。それに、会社にもよるが、そこまで転勤が多いわけでもなさそう。都合が良かった。

ウマがあったのは、運用(アセット・マネジメント)業界と短資業界。金融の中でもかなりアンダーグラウンド。小規模なので、会社は東京にしかおいていない会社がほとんどだった。とはいえ、マーケットの中心にいる分、小さいながらも収益力は高い。もちろん、給料も平均を超えている。現に、選考に最後の方まで残った会社を見てみると、この2つの業界で占められていた。結局、4月からは運用業界に行くことになったし。

ただ、就活前からこれらの業界を知っていたかといえば、そうでもなかった。最初は名の知れた所の説明を聞いて、芋づる式に色んな業界に視野を広げていったという見方が正しいように思う。結局は、多くの企業を回った方が勉強にもなるし、選球眼が身につく。ダメな企業がわかる。ダメな所は、会社の建物に入った瞬間からダメなオーラを感じる。説明会に参加して「やっぱり!」となる。俺は5月末に内定を頂き就活を終えたが、改めて数を数えてみると、プレエントリーした企業は約150社、説明会に足を運んだ企業は約70社。このくらい回って、初めて見えた。不器用な人間は苦労する。他人より苦労した分、身についたものは大きいが。

反論する輩もいるだろうが、俺は断言する。就活は、数だ。
いかに多くの会社に足を運ぶか。合同説明会なんてものは行かなくていい。学校で主催するものも行く必要はない。本社に足を運ぶことが大事。なぜなら、説明を聞くことだけが目的じゃないからだ。会社の建物を見て、中の雰囲気を感じることこそが重要だからだ。中には、外部会場を借りて説明会を行う企業もあるだろう。それでもいい。どんな会場を借りたのか、それを見ることも意味がある。なぜ、この企業はこの会場を借りたのか。その理由も考えよう。意味がある。

例えば、東京メトロ。俺らの時には、ベルサール半蔵門という、住友不動産のビルに入っている貸ホールで行われた。
東京メトロ半蔵門線の半蔵門駅から地下直結の会場だ。
なぜ、そこを選んだのか推測した。半蔵門駅はメトロ半蔵門線しか通っていない。JRの駅から歩くには距離がある。この駅を使わない人でも、せいぜいメトロ有楽町線の麹町駅から歩く人くらいだろう。となると、必然的に東京メトロの路線を使わざるを得ない。会社の説明をするのに、自社の商品を使ってもらえればわかりやすい。そして、半蔵門駅から地下直結。仮に悪天候でも、濡れずに、傘をささずに会場に入ることができる。おそらく、これらの理由からこの会場を選んだと推測できる。
半蔵門線沿線在住の俺にとっては、この上ない好条件だったのだが。

1月下旬から3月上旬の6週間は、週5日~6日、毎日2~3社×2時間というハードスケジュールだった。夜はエントリーシート書いたり、WEBテスト受けたり。その6週間でかなり鍛えられたと思う。才能が無かったからできたんだと思う。俺には才能がない。能力が低い。性格も曲がってる。人と話すことが得意じゃないし、媚びたりできない。だから、とにかく数撃たないとダメだとわかってた。もし、中途半端に人がよくて、中途半端に才能があったら、怠惰になって努力しなかったんじゃないか。そう思うと、才能が無かったことに感謝できる。

バイトもほぼ休まなかった。朝6時起きは変わらず。2時間ちゃんと働いて、仕事が終わったらその足で会社訪問に向かって。夜までずっと外を歩く生活。カネ無かったし、親にこれ以上負担かけるわけにもいかないし。交通費を節約するために、初乗り料金くらいなら電車に乗らず、歩いて向かった。できるだけ定期内で済ますようにした。日本橋や茅場町や東京駅周辺だったら、定期内の神田で降りて、そこから歩いた。永田町だったら、四ツ谷から歩いた。湾岸地区なら、バスの一日乗車券を買い、乗継に乗継を重ね何とか500円以上かけなかった。スーツも安いもの、カバンも4000円程度のもので何とかした。コートを買うカネもなかったから、中に着込んでしのいだ。待ち時間、就活生はよく喫茶店に入るんだけど、そのカネも惜しくて、俺は公園や商業施設のベンチで時を過ごした。皇居と丸ビルには世話になった。昼飯代も惜しくて、浜松町の公園で、コンビニで買ったおにぎり2つ食べて何とかしたこともあった。

おかげで、ほとんど就活にはカネはかからなかった。通常の生活費の範囲で収まった。貧しかったけど、どうやったらカネを使わずに済むか、そんな工夫を考えるのは楽しかったな。色んなヤツと夢を語り合って、特に某Yには世話になった。人前で涙を見せない主義だけど、亀戸の定食屋で不覚にも泣いてしまったことも忘れない。悔し涙じゃないよ。嬉し涙。俺には素晴らしい仲間がいるってことに無性に感動を覚えたから。いい思い出です。

今年、俺の友人でも何人か就活だけど、逃げずに頑張ってほしいね。だけど、あいつらは幸せだぜ。情報持ってるんだから。俺も、専用サイトを当時作ったし。

DavyJob
http://job.davystyle.com/

このサイトは素晴らしい。俺の就活専用Twitterアカウントのツイートが、毎日、日付別に保存されている。カレンダーをクリックすれば、その日のツイートが出てくる。就活のことでも、こうやってあとから語ると、忘れていることもあったり、思い出は変化してしまうものじゃない?正確な情報が伝わらない。そんなことはとっくにわかっていたから、日々のツイートをその時その瞬間に記録しておくようにシステムを組んだんだ。2011年の夏の分からある。どの時期に、俺がどう考えていたのか、恥ずかしいけど間違いもたくさん犯してきた。それも含めて、リアルタイムで追えるようにしてある。

そして、エントリーシートのバックアップ。各企業別に、エントリーシートで課せられた課題やそれに対する俺が提出した文章も全て掲載してある。もちろん、それを出して通ったか落ちたかも書いてある。想定問答集として活用していただければいい。また、幸いにも俺はESに関してはかなり通過率が高かったため、文章例として利用してくれても一向に構わない。

俺が受けた企業の一覧表をExcelにしたものもある。それも、最終版のみならず、各時期に応じて保存してあるため、志望企業の移り変わりも確認できる。当然のごとく、初任給や住宅手当に関する詳細も記載してある。なかなか手に入らない情報も書いてある場合もある。

他には、説明会に参加した時のメモを記事にして書いてあることもある。これに関しては数社しかやらなかったが。

では、早速、クリックして見ていただきたい。もちろん、スマートフォンにも対応している。

・・・と言いたいところだが、残念ながらパスワードがかかっている。普段は顔の見えないユーザーを大切にする俺だが、ここだけは申し訳ない。個人情報も記載してあるため、不特定多数に公開することは難しい。おそらく企業にとっては就活生に知られると不都合であろう情報まで書いてある。もちろん、守秘義務に反するような情報漏洩はしていないが。それだけ貴重かつ危ない情報が書いてあるということだ。

とはいえ、全く俺と面識がない人を排除するつもりもない。もしご覧になりたければ、申し訳ないが、素性を明かしていただきたい。当然、個人のプライバシーは守る。

Mail to Davy


https://mailform.mface.jp/frms/davy/bdnpghftlzlh
どちらでもお好きなフォームからどうぞ。

本人確認さえ取れれば、パスワードをお教えします。お気軽にどうぞ。

ちなみに、俺は現状の就活制度が正しいとは思っていない。改善すべき点は多々あるとは思っている。
ただ、資本主義社会では、カネがないと生活できない。カネを持ってなくて、夢だけ叫んでいても意味がない。また、そのカネも、自分で生み出したものでなくてはならない。
当然、就活して企業に就職しなくてもカネを稼ぐ方法はいくらでもあるが、ある程度の学歴さえあれば、これほど手っ取り早くパフォーマンスを得られるイベントもない。未経験でも重宝される機会は他にはない。それに、この国は正社員はかなり優遇されている。保険制度にしても何にしても。だったら、多少プライドを犠牲にしても、飛び込んでみる価値はある。本当にやりたいことが見つけるまでひたすら蓄財を続け、カネと能力・経験と自信が満たされた所で飛び出したらいいだけだ。理想なき仕事は最悪だが、理想だけじゃメシは食えない。

いくら崇高な理想を掲げても、それを実行するための手段とノウハウを持ち合わせていなければ、所詮は夢物語に終わるってことは、散々痛いほど学んだ。前の記事で書いた経験が、俺をそうさせた。余談だが、もし俺が政治家になる際には、無所属では出馬しない。各種業界団体の推薦と有力議員・会派の推薦を取り付けられる状況になった場合で、彼らにそれなりの見返りを約束した上で出馬する。しがらみが無いことが必ずしも良い事だとは思わない。しがらみをうまく利用して、自分の本当に通したいものを厳選して通すことが大事だと学んだ。

少し汚れたかな?(笑)
大丈夫、ちゃんと理想は持ってる。その理想を実現するために、最適な手段を考えているだけだ。叶わない大きな夢も素敵だが、小さな夢を1つずつ叶えていくこともまた素敵ってことさ。

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