職業:アマチュア作家

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昨日一昨日と、DavyStyle.comを久しぶりに動かしたわけだが、なかなかの反響があるようで大変嬉しく思っている。
もちろん、今回のことについては好意的な見方ばかりじゃない。大多数が批判でしょう。
でも、Davyというアーティストを動かしているプロデューサーの立場としては、反響があるコンテンツを送り込むこと自体が大事なわけで、何も反応がない方が寂しいよね。
だから、結果的にはいい感じに仕上がってるのかな、と思う。

さて、これから俺自身がどうやって生きて行くかという問題に直面するわけだ。同じように、これから先の進路について悩む連中もいるだろう。
『やりたいことはあるんだけど、それを貫いていったら「食えない」。』
俺もそうなんだ。Davyという仕事は面白いしやりがいはあるし、物書き・クリエイターという仕事は続けていきたいんだけど、今の俺の力量じゃ食っていけないんだよね。また、食っていけるようにしようと思うと、自分の思うようなことができなくて、それでは続ける意味がなくなる。やりたいように夢を叶えてこそのDavyだから。スケジュールや納期を決められて仕事をする、またそれに対して金銭的評価をつけられるなんて、冗談じゃない。
似たような人は多いと思う。ミュージシャンやってるけど、バンドじゃメシは食えないし、当面はアルバイトで何とかなっても長い目で考えると不安しかない。プロになれるかもわからないし、なった所でそこで食っていけるのはほんの一握り。それに、自分たちのやりたい音楽をやるからこそ意味があるわけであって、レコード会社やプロダクションに指図されるくらいなら続ける意味がない、ってパターン。

『仕事』って聞くと、多くの人は『主な収入源』を想像すると思うんだよね。「公務員」「銀行員」とか。でも、そんな人に「あなたの『※ライフワーク』は?」と聞けば、これ以外の答えが帰ってくることもあるんじゃないかな?

ライフワーク (Wikipedia参照)

作家や研究者、表現者達が、人生を捧げたテーマ。天職。
作家の本田健は、ライフワークとは、自分のなかにある《幸せの源泉》から湧き出る情熱を使って自分らしさを表現し、まわりと分かち合う生き方と定義している。「幸せの源泉」とは、そこにつながるだけで、本人が幸せになるようなこと。その人らしい本質で、静かなワクワクを感じ、つきることのない情熱がある場所である。
また、作家の外山滋比古は、ライフワークとは、それまでバラバラになっていた断片につながりを与えて、ある有機的統一にもたらしてゆくひとつの奇跡、個人の奇跡を行うことにほかならないと述べている。その人にしかできない、一生をかけてする仕事や事業、それがライフワークである。

俺は、『仕事』=『主な収入源』である必要はないと思うんだ。『主な収入源』と『ライフワーク』はセパレートすればいい。平日に銀行員やってる人が、土日は大道芸人やっていたっていい。平日に公務員やってる人が、土日はミュージシャンやってたっていい。これを中途半端と呼ぶ?

「それは趣味じゃない?」と言う人も出てくると思う。確かに。でも、それは本人次第だと思うんだ。「趣味」とするか「ライフワーク」とするか。上の例で言うと、ある人は「俺は銀行業務が趣味だ。たまたまそっちの方が収入が多いだけだ。」と言うかもしれない。遺跡掘りに行く人だかが、会社作って儲けて資金作ってから行ったパターンもあるじゃない?

だから、俺の『ライフワーク』、一生を懸けてみる仕事は「Davy」なんだ。わかりやすく言えば、「アマチュア作家」であり、「ラジオパーソナリティ」であり、「クリエイター」であり、「プロデューサー」であり、「評論家」であり、「ミュージシャン」であり、「コメンテーター」であり、「鉄道ジャーナリスト」であり・・・。やってることが多岐にわたりすぎて、適当な肩書きが思いつかない。というより、どのジャンルにも属さない。俺は「Davy」というジャンルの職業をやっているだけだ。

俺はこれからも提供し続けるよ。社会人になって「主な収入源」を持とうとも。
逆に、そっちとの相乗効果でレバレッジかけてみるのも面白い。金融の最前線で得た感覚をアートに生かすって手もある。

これからのDavyを見ていてくれ。

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