ハウスメーカー?工務店?いいえ、コンペです。

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木更津ベース情報を小出しに公開。
今日は「住まい作りのパートナー」の話を書こうと思う。
(批判や悪口、各種エピソードの類は後回しにして、先に概略だけ)

一戸建てが欲しいと考えた時、いくつか選択肢がある。

第一関門:「建売」か「注文住宅」か

建売は、既に建築された一戸建ての家を土地とセットで買う方法。分譲地に多い。メリットは既にある建物をじっくり吟味でき、手間が少ない点。マンションを買う感覚に近い。俺の場合も、初期段階で分譲地の建売物件を見に行ったが、せっかくの自分の住まいなのに「決められた」建物を買う感覚に最後まで違和感を覚え、そもそも建売はスペックが注文住宅に比べ劣るケースが多いことから、当案は却下した。
注文住宅は、自分で土地を探し、その土地にあった家を一からデザインし建てる手法。正確に言えば、一戸建ての場合は、家を「買う」とは言わず、家を「建てる」。手間がかかるが、せっかく自分のものにするのであればこの手法をとりたいと最初から思っていた。
※ 建築条件付土地での注文住宅は、建売の方に分類した方が良いと考える。

第二関門:「ハウスメーカー」か「工務店」か「建築家」か。

ここからが本題。注文住宅を建てようとする場合、どこにお願いするか。
普通は、住宅展示場のような所に行き、「●●ハウス」「●●住宅」のような所が出しているモデルハウスを見てイメージを掴み、値段も含め相性が良かった所にお願いするというのが一般的だ。当然、俺もそれをやった。ただ、その前に「SUUMOカウンター」に行って相談をするというプロセスを噛ませてはいるが。SUUMOカウンターは、多くの住宅メーカーから顧客の意向に沿った会社をいくつか紹介するというスタイルだったので、当初は期待していた。自分の知らない会社が出てくるものと思われた。だが、期待外れ。誰もが知ってる有名大手メーカーしか紹介されなかった。結局、文字通り「無駄足」に終わった。
とはいえ、とりあえず住宅展示場に行ってみた。「住友林業」「住友不動産(戸建部門)」は見た。また、住宅展示場ではないものの、ローコスト住宅である「ヤマト住建」にも話を聞きに行った。その中では、アーバンタイプのデザインが気に入り、「住友不動産」が候補に残った。ハウスメーカーではここが候補となった。

続いて、工務店。一般的にハウスメーカーより安く家が建てられるとされ、現場との距離が近いこともあり性能を求めるなら悪くない選択肢とされる。実際、千葉の工務店の中で、断熱性能に特化した所を複数見つけ、ブックマークしていた。だが、保証制度に不安があることや、出来上がりのイメージがつかなかったこと等から、優先順位を下げた。

建築家。デザインの良さを前面に出すところばかりで、性能が二の次三の次にされている印象を受けた。その中でも、地元で断熱にこだわっている建築家を見つけ、直接訪問した。こだわりは感じられたし、性能も良さそうだったが、何にせよ、値段が高い。交渉にも応じてもらえなさそうで、諦めた。

家づくりは暗礁に乗り上げた。このまま、妥協するしかないのか・・・。

「そうだ、コンペをしよう」

昔友人に紹介され見ていたあるドラマを思い出した。「結婚できない男」。
阿部寛演じる建築家の主人公が不器用ながらも真っ直ぐ生きていく興味深いストーリーだが、ドラマの中で高島礼子が演じているのが、建築家をコンペして紹介する職業だったのだ。そういうサービスが無いか、調べてみた。

そこで出会ったのが、このサイトだ。
https://sumika.me/

要望を掲示板に書き投稿すると、登録している建築家が応募してくるというスタイルだ。
加えて、当サイトを通じてプロジェクトを依頼すると、無料で地盤保証等がついてくるという安心特典つき。これなら、大手ハウスメーカーに依頼したような安心感が得られる。藁にもすがる思いで、このサイトに要望を書き込んだ。

結果的に、4社からの応募があり、順番にメッセージのやり取りや直接出向いての面談を行った。
前述の「住友不動産」と迷っていたものの、彼らが出してきたプランに愕然とさせられ(・・・というか、俺がExcelでまとめて出した要望書、全く読んでねーのかよ!と思うことが多く)、そんな中で応募してきた1社が映像付の素晴らしいプランを提示してきたため、俺は彼らに握手の手を差し出した。

こうして、木更津ベースプロジェクトが走り出した。

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