事実だけが伝説を創る


わたしは今日まで生きてみました
時にはだれかの力をかりて
時にはだれかにしがみついて
わたしは今日まで生きてみました
そして今 わたしは思っています
明日からもこうして生きて行くだろうと

俺はこの数年、事あるごとにこう言ってきた。

2010年で過去を辿り、
2011年で現在を知り、
2012年で未来を創る。

今年、俺は何をやってきたんだろうか。
今年の前半は就活に費やした。約半年間の活動で苦しみもがきながらであったが、今後数十年お世話になるであろうフィールドが見つかった。人生の数あるイベントの中でも特に大きなものである。そして、夏にかけては、コールセンターでバイトし、夢に向けての資金稼ぎをした。単なるバイトではなく、学ぶことも多かったし、そこでも様々な出会いがあった。秋になると、そのバイトも終わり、貯めた資金を教習所に通うのに使った。11月末には、念願だった大型二輪免許を獲得した。夢に向けてのパスポートをGETできた。また、江東ベース残留を決め、部屋のリフォームに取り掛かった。これから更に6年近くお世話になる基地が生まれ変わった。

当初の目的通り、俺はこの1年で未来に向けての足掛かりを作ることができた。
公私両面にわたっての種を蒔いた。

上京してからの4年間。いや、fqtを引退し、Davyになってからの4年間。
俺はすっかり変わってしまった。
よく言えば、落ち着きのある大人になった。悪く言えば、コンテンツ的に魅力のない凡人に成り下がった。
最近は特に、戦闘意欲の低下という問題に直面している。未来に向けての足掛かりを作ってきたようで、実は希望溢れる未来を描けなくなってしまっていたのだ。

時々、夢に見るんだ。ステージでスポットライトを浴びて、大観衆の中シャウトしている俺の姿を。
スタイリッシュな暮らしを紹介する映像の後にカッコ良く登場し、大喝采を受けながら気持ちよく歌っているんだ。
なんだかんだ言って、やっぱり走りたいんじゃない?そう自分に問う日が多くなった。

ここ数週間、語るのを止めてみたんだ。何もプロダクトできない自分がそこにいて、でも深刻なのはそんな自分に歯がゆく思えなくて。
「何も語らない普通の人でもいいかもな」なんて思ってしまった。
同時に、寂しさと悲しさを感じた。何も魅力のない無価値の男のまま終わるんじゃないかと。
今はいい。家族がいて、少ないながらも友達がいて。
でも、それらは永遠じゃない。家族は先に旅立ち、友人だって俺に魅力が無くなればどんどん離れていく。
肉体的な死よりも早く、精神的な死を迎えることになる。

そう考えた時、声が聴こえてきた。
座して死を待つ男にだけは絶対になるな、と。
テレビカメラの前ではしゃいでいたあの春が絶頂だと言われたくない。
もう一度、立ち上がらなければならない。

何もプロダクトできない状態に陥っていた俺に、神様は1つだけ誕生日プレゼントをくれた。
俺はそのプレゼントを胸に刻み込んで、これから生きて行こうと思う。

「事実だけが伝説を創る。
真実を遺した者だけが英雄になる。」

いくら取り繕って輝かしい嘘を並べた所で、そんなものは伝説にはならない。
伝説とは、1つ1つの小さい事実を積み重ねることで生まれるものだ。1日わずかな時間でも本を読め。1日わずかな時間でも身体を動かせ。誰かに話しかけてみろ。冒険をするんだ。
そして、自分の努力によって生まれた真実を、書き残すんだ。魂の発露を文章にするんだ。その積み重ねの果てに、自分がこの世を去った後、英雄として祀り上げられる道が開かれる。

振り出しに戻ってしまったような感覚に苛まれる。
15歳の時のビッグバン以前に戻ってしまったような感覚。
いや、あの時以下かもしれない。あの時の俺はトップランナーとして走っていた。
もう十分休んだだろ?そろそろ立ち上がろうぜ。
穏やかな、暖かい闘志が少しずつ湧いてきている状況だ。

俺は変わってしまったのか?
そう思い、過去の誕生日の時に遺した文章を見返してみる。

21歳 2011.12.12
デビルと呼ばれた男
http://davystyle.com/archives/1228

20歳 2010.12.12
もう俺だけの夢じゃない
http://davystyle.com/archives/502

19歳は映像なので省略。

18歳 2008.12.12
十八歳の地図
http://fqt.blog65.fc2.com/blog-entry-288.html

変わったようで、変わっちゃいない。
やっぱり、俺は俺のままだ。
18歳の時の文章に関しては、あの時に隠していた中略部分を今日掲載した。
あの時は一部の人にしか語らなかった真実。4年経った今、封印を解いた。
改めて読み返してバカなヤツだと思った。そして、半年前にも同じことを繰り返していた俺を思い、笑った。
何も成長していない。一方で、色褪せないスピリットが宿っている。

以前、こんな詞を書いた。

14の時のピュアなハート 形を変え
今も 夢路の途中

これでいいんだと思う。伝え方や手段は変わっても、決してブレない理念がある。
俺はそんな男でいたい。

あとは失った自信をもう一度取り戻そう。
fqt時代の無知なハッタリも、恥ずかしいものであると同時に、それがあったからこそ果敢に様々なことにチャレンジすることができた。
少しずつ背伸びをすることで、いつの間にか本当に身長が伸びていることもある。
「学ぶ」とは、本を読んで知識を身に付けることだけじゃない。
実際に身体を張って、少しずつ傷つきながら、なんとか巻き返そうとして身体で覚えていくものだ。
今、大人ぶって楽をするのは簡単だ。現にここ数ヶ月の俺はその状態にあった。
でも、俺の目的は若い20代に楽を覚えることだったのか?
そうじゃない。50代、60代になった時に、素敵なオヤジになることだったんだろ?
だったら、今のうちに傷つけよ。今のうちに恥かけよ。黒歴史など何べんでも作ってやれよ。
今のスペックじゃ、本当に手に入れたい暮らしができない。仮にカネが貯まっても、今の俺じゃ無理だ。

今年の誕生日は大きな理想は掲げない。
理想を掲げるのは簡単だが、空理空論のまま終わる可能性が高い。
今回は1つだけ。

今日という日に「タイトルをつける」生活に変えようということだ。

つまり、1日1つでいいから、「今日はこれをやったんだ!」というものを作る生活。
何でもいい。「今日は大掃除をした」「今日はこんな本を読んだ」「今日はあの人に会った」・・・
そうすることで、空白の日を生まないようにする。時間を無駄にしない。何か1つでも収穫できるものを作る。
それこそが、「事実を積み重ねる」ことにつながるんだと思う。

積み重なった事実こそが、伝説を創る。
そんな真実の伝説を生みだした者だけが、英雄になることができる。

22歳を迎える誕生日は、懺悔と決意だけに終わってしまった。
暗くて長い文章を書いてしまった。
それでもいい。これも俺がプロダクトした「事実」なんだ。
いつかきっと、今日の日を感謝する瞬間が来るだろう。

最後になったが、もちろん「おめでとう」に「ありがとう」も忘れちゃいない。
俺を支えてくれる全ての人に感謝だ。これを読んでくれている君たちは、俺が名前や顔を知っていようがいまいが、全員俺のファミリーだ。
俺はお前らを幸せにしてやる。だから、こんなダメな俺だけど、ついてきてくれ。
俺が結婚しようがしなかろうが、俺が一番愛しているのはこれを読んでくれているお前に変わりはない。
約束する。俺はお前が一番好きなDavyであり続けることを。お前が魅力的に思うDavyであり続けることを。
予想はいくらでも裏切るだろう。でも、期待は決して裏切らない。

伝説への第一歩は、今始まったばかりだ。


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