撤退宣言

この記事は約5分で読めます。

夏の恋はいつも気まぐれと
笑い翔ばせたはずが FALL IN LOVE
遠い記憶のはてに いつの日か夢見てた
ここちよいスリル

COMPLEX 「LOVE CHARADE」

今日は、みんなに報告がある。
そして、深く詫びるべきことがある。
本来、口にしたい事柄でもなく、SECRETにしたい気持ちは山々だが、自分へのけじめをつけるためにこの文章を書く。
聞いてくれ。

就活が終わり、新しいバイトが決まり、目まぐるしく身の回りが変わっていった6月初旬。
俺は、久しぶりに恋をした。
友人の紹介で知り合った女性だった。

彼女はとても魅力的な人物だった。美しく、気が利いて、包み込むような優しさがあった。女性に後ろ指を指されて陰口を叩かれる人生を送ってきた俺だけに、新鮮な感覚だった。
魅かれるのは、必然だった。
詳細について、ここで語ろうと思わない。また、語ってはならない。
ここで語れることはこれだけだ。彼女と永く交際したいという気持ちが芽生えたことは、紛れもない真実だったということ。

だが、それは叶わぬ夢だった。
しばらく恋愛から遠ざかる人生を送っていた俺は、どうしたら良いかわからなかった。ペーパードライバーのようなものだ。俺が事故ばかり起こしながらも運転をしていたのは6年前の話。思い出せるわけもない。
まるで、長縄(大縄跳び)が苦手な子供のようだ。入るタイミングを伺っているうちに、入れなかったというパターン。
不器用かつ臆病という二重苦。その上、テクニックもない。完全にアウェーの空気に翻弄されていた。

しかし、今回俺に与えられた命題は、この恋が成就するか否かという問題ではないように感じる。
俺自身の生き方の選択を強いられていた気がする。
Davyとして生きていくか、T.Fujinamiという私人として生きていくか。

俺は、私人として恋をした。Davyであることはもちろん話したが、今回は私人としていった。
そして、違和感に苛まれた。高3の時にした苦い経験、就活の時に感じていたジレンマ。そういったものが一気に押し寄せた。
彼女に良く思われようと、というより悪く思われないように慎重に行動していた。完全に、普段の俺じゃなかった。
高3の時も、就活の時も、そんな感じだった。そんな自分がイヤだった。
でも、どうしても結果が欲しかった。失敗したくなかった。だから、石橋を叩いておそるおそる渡ろうとした。

俺はDavythmを失っていった。自由を失っていった。俺が俺でなくなるような気がしていた。
私人としての成功を掴むために、Davyであることを捨てるようなことをしたんだ。
そんな自分に嫌気がさすというスパイラル。

彼女は気付かせてくれたんだ。Davythmの大切さを。俺は、Davyとして生きてこそ、その魅力が最大限に発揮されるのだと。
だから、感謝している。彼女に非はない。全て俺の自爆が原因。

そんなこと言って復活宣言しても、誰も「おかえり」なんて笑顔で迎えてはくれないだろう。
わかってるよ、そんなこと。俺は今回2つの意味で信頼を失うようなことをしたんだから。
1つは、臆病なまま何もできずに帰ってきたこと。
もう1つは、あれほど恋愛しないみたいな発言していたのに、それを撤回したこと。
そして、浮かれていた俺を見て、幻滅した人も少なくないはずだ。

申し訳なかった、と心から謝るしかない。そして、再発防止を誓うしかない。
特に応援してくれた人たちには本当に感謝しているし、せっかく作ってくれたチャンスを自ら潰すようなことをしてしまったことに対しては、本当に心が痛い。
でも、せめて、うやむやにせず自分の口からハッキリ説明することが、最低限俺がすべきことだと思い、今回こういう場で発言している。
どうか思いを汲み取っていただけたら、幸いだ。

ただ・・・
毎度のことながら、俺は転んでもタダでは起きない男だ。その部分だけは健在だ。
絶望からのレジスタンス。それだけは忘れちゃいない。
近いうちに、目に見える形で、それを示したいと思う。
待っててくれ。今はそれしか言えない。

とりあえず、俺がすべきことが1つある。
自分のケツを自分で拭く、つまり責任をとることだ。
具体的に言えば、自分にペナルティを課す。自分の処分を自分で下す。

Davy Fujinami
お前を無期限恋愛禁止処分とする。

これが俺が出した今回のことに対しての収拾・結論だ。ふがいない自分に対するけじめだ。
このまま「しゃーない」で今回のことを片付けてしまっては、再び同じことを繰り返す。それではその時の相手の方にもご迷惑をおかけするし、支援者に対しても、もちろん自分に対しても良くない。っていうか、簡単に言えば「ロックじゃない」。

俺は、普通の人として幸せになりたい気持ちもあるが、それ以上に誰かに大きな影響を与えられる男になりたい。誰かの人生を救いたい。かつてfqtがしていたみたいに。お礼のメール欲しさじゃないけど、本当にあれは嬉しかった。今でも俺の支えだよ。だから、俺は新しい「幸せ」のモデルケースを示すことに一生を捧げたい。
そう思ってきたのにね。今回のことで、そういう期待を寄せてくれていた方々を裏切る事態を招いてしまった。俺が普通の人としての幸せを追ったばかりに。プロとしての自覚ないよな。スキャンダル起こすアイドルと変わりないよな。
覆水盆に返らず。マイナスからのスタートになるけど、また1つ1つ積み木を積み重ねていきたいと思います。

「たとえ明日地球が滅亡することになっても、私はリンゴの木を植え続ける」
そんな男でいたい。忘れてた根性を取り戻したい。
なぜかって?俺はDavyだからだよ。ただの男じゃない、アーティストなんだ。

じゃ、続きはPodcastで。今回は、PRS史上最もぶっ飛んだ放送になると思う。聞いていただければ幸いだ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました